「樹」を含む小説

ふるいふるい時代のかおりと、桜の枝を携えて、少年は「私」を見下ろし問うた。 「きよらな瞳のおまえの姪への、求婚のなかだちとなってはもらえまいか」と。 ――人の身にあらざる少年が名…

　私たちとは少し違う発達をした世界のお話。 　魔法使いは社会に重要な職業として認知され、機械と魔法が混在する世界。 　イスキエルド魔法女学園に通うアリッサがこのお話の主人公です。…

坪内梨乃は大学四年生。就活をすっぽかすようにして書いた小説を、憧れの作家植本樹に読んでもらえることに。見込みがあるなら弟子にしてもらえるらしいけど、辺鄙な場所にあるお屋敷でインタ…

2012年にハッカージャパンの漫画原作公募で優秀賞をいただいたものを、脚色して小説の形に書き直したものです。当時の審査員は一田和樹さんでした。以下当時の講評。 ----- 　最…

プロ野球球団コンドルズの大ファンである雄平は野球部に所属する高校生。 ある日偶然が重なり野球部唯一の女子部員である原田 樹理とキャッチボールをすることに……

些細な校則違反も見逃さない風紀委員長の峰守ツバサと、彼女を支える風紀委員、広野樹。 厳しさ故に生徒達から「完璧主義のツバサ様」と揶揄されるツバサだったが、唯一、樹だけは彼女が本音…

伊佐樹の出席番号はいつも２番。亜井若葉の出席番号はいつも１番。 高校入学を機に、出会うはずの全然ありそうな二人の運命が交わる。 「あなたと結婚して出席番号２番になります！」 彼女…

こんにちは、伊月樹です。なんだか動物は人の話を聞いてくれるような気がします。ちなみに犬猫どちら派か、には答えられません、だってみんな違ってみんないい。今回も短編なので、カップ麺を…

親が再婚し、由樹にもう一人妹ができた。 主人公の由樹は実妹と義妹の妹2人に心を揺さぶられ、更には幼馴染まで⋯由樹の心は諸行無常。恋する心は常に変化する ハートフルでもあり、切…

こんにちは、伊月樹です。ちなみに私は、どちらかというと、何でも自分で払った方が気兼ねなく食べられて美味しいような気がします。今回も非常に短いですので小話程度に読んでもらえたなら幸…

　芦原光樹。十八歳。明るく友達の多い幼馴染み、古坂紗英とは違って、僕はいつもひとりで本を読んでいた。おかげで、今や僕の話し相手は紗英くらいものだった。 　なにかと僕にかまう紗英と…

　2020年、人類初の《VRマシン》が産声をあげた。 　今までフィクションの世界の産物だったものの登場に、世界が湧いた。それはまさに、技術革新とも呼べるものだった。 　時は、そこ…

古代から伝えられた、はるか昔の物語。 ある時、小びとの一人が、謎の手紙を持ち帰る。 その手紙には、世界の始まりから 未来の出来事が記されているらしい。 その謎を解こうと、彼ら…

自分ではまず思いつかない設定なので、ためしに書いてみました。 ※後半ちょっぴり加筆修正しました(2019/2/18) 一田和樹さんの自主企画、シェアードワールド『等価交換肢　血…

一田和樹様の自主企画「シェアードワールド『等価交換肢　血眼孕』」用の作品です。 とてもよく練られた、面白そうな設定だったので、書いてみました。

きわめて一般的な高校生、神塚幸樹（かみつかこうき）はある日最愛の祖父を失う。 亡くなった祖父が所有していた森林を相続することになる幸樹だが、その森には謎の生命体＜きの娘＞が住んで…

世界樹によって護られている世界に突如現れた男 免れない終末の運命に鍵を握るのは 神に与えられた力を持つ7人の少年少女 使命の為に闘うか 護る者の為に闘うか 今、少年少女達の冒険が…

落第医大生が迷い込んだのは、ヒトの命より樹木の命が優先される街。自らの命を守るため、彼は桜の木の治療に立ち上がる。物語の先にあるものはー 薬学・農学の知識はさほど無い分際で書い…

佐伯幸樹34歳。冴えない独身サラリーマン。極々普通のオヤジが、何故か急にモテ期突入。

一田和樹様の自主企画『小説家デビューを目指していて壁にぶち当たって迷っている体験談、相談を募集します（5千字以内）』に参加するために書いたエッセイです。 7年間ライトノベル新人…