「あやかしもの」を含む小説

KAC2023の第一回「本屋」を777文字でリベンジしてみたくなったものです。

明るく活発な榊 茶々は貴族だが農業を営んでいて農民よりの貴族で町の人から人気だった。ある日町の祭りで鬼の王子 王雅と出会う。2人は徐々に打ち解け合い仲が深まっていく。人間と鬼の関…

　今回は南方(みなみかた)のかいらしい猫の話です。猫も狐狸に負けずよう化けよります。高校球児に化けて甲子園に出る程度は冷めたおみいさんをするする食べるようなもんです。今回も例によ…

ショートショート 人生迷った中年に悪魔と夢魔が関わる話

京の都を囲む御山に棲む天狗達の頭目である〈青嵐〉は、或る日、寺社の一画でおかしな女童に出逢う。 いつまでも変わることのない妖達の世界と、定命の姫との交りはやがて… 『堤中納言…

ある日の、黄昏時。 長期休暇で帰省していた聖良は、 休み明けに待っているブラック企業の仕事から逃れるように、 会った瞬間から懐かしさを感じていた天狗に攫われた。 連れて行かれ…

『赤い涙はさようなら』『秋日影少女』『寒月悲歌』『白白明け、懺悔』『カサブランカの棘』『螢火詩想』の続きです。 図書館が舞台になっています。

－あらすじ 明治１１年夏。 山菱哲佐は博打で負けて金に困っていた。その帰り道、土御門という学友にばったり会い蕎麦を奢らせていると話は妙な方向に転んでいく。 「ではお化けが出るか確…

なんとなく学校にいけない中学生の僕。不登校になってついに一か月を迎えた日、眠れなかったため、深夜にコンビニに向かうことにする。 そこで出会ったのは、奇妙な狐のお面をつけた男だった…

悪夢から目覚めると、何故か兎の姿で森の泉の前にいた。 二足歩行で兎が歩いて喋る不思議な妖世界。 目覚めて早々、薬草泥棒を疑われ、小さく不気味な紙人形を相棒に、妖達から何故か無理難…

東の国から狂蒐した物語蒐 個々はそれぞれ別れており、各話に特に繋がりはあまり無い短篇蒐となっています。 ※幻滅するような作品集です。 極東幻鵺蒐《きょくとうげんやしゅう…

バラバラ殺人。 しがない男、浮向京介は山奥の秘境にある旅館の一室に突如現れる遺体を発見する。 犯人候補は、宿に泊まる伝説の殺し屋か、はたまた伝説の人斬り河童か？ 誰が犯人か、何故…

不思議な光を宿すものを拾ったら持っておいで。好きな本と交換してあげよう。ここの本は、全てあやかしの世界のお話なんだ……ほら、読んでみたくなっただろう？ KAC2023 最初の…

東京に住む一人の女子高生、稗田灯火は些細な事件から異形と対決する現実に足を踏み入れることになる。進むことが過ちか、退くことが過ちなのか。いつであれ選択とは人を待ってはくれないもの…

幼い頃に癒枕寺神社(ゆまでらじんじゃ)の僧侶、業華に眠りの巫女として迎えられた夢穂は、ある朝目覚めて隣で寝ている妖狐にびっくり！ 突然できた空間の亀裂からやって来たという影雪に戸…

KAC2023参加作品。京都には不思議がまだまだ生きている。それも不意に現れる狭い裏路地の奥にはあやかしが息づいているのです。これはそんな不思議な裏路地の逸話を集めた短編シリーズ…

　ある日、超能力を発し有する超能力者となってしまった人がいたとする。その人は現代において特別な存在になると言えるのか。答えはノーだ。大抵は異端者として除け者扱いされる。普通に生…

　魔物が日常の影に潜み、魔物から人々を守る祓魔師が活躍する現代日本。見習い祓魔師の一ノ瀬日高（いちのせ　ひだか）と目黒迅（めぐろ　じん）は、祓魔師を育てる学校・国立土御門学院に通…

「出処進退窮まるとはこのことかよ……」 　平安京の貧乏貴族、橘の孝之は、単なる偶然によって出世するが、それは孝之を利用して切り捨てる為の陰謀だった。 　今上帝の妹であり、葦和の…