最後に君が泣くから……
明智 依毬
プロローグ〜俺を忘れてしまった君へ〜
月夜に光輝く君はとても綺麗だった。
草原の中で蛍がいてその蛍に囲まれて君と見る花火は幸せだった。
君は俺の世界を色付けてくれた。
君が無邪気に笑うことで俺は暖かい気持ちになれた。
どうかこの手を離さないでぎゅっと。
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