「卒業」を含む小説

書道の有段者、緑丘育子(みどりおか　いくこ)は付属の女子高に進学する直前、道着姿の美しい人を見掛けた。数ヶ月後、高等部からの編入学にもかかわらず代表挨拶までこなしたその人に再会す…

「ソフィア！お前との婚約を破棄する！」 　王立学園卒業パーティー。その場に突如響いた宣告に、人々は息を呑む他なかった。 　しかし宣告された当の本人、ソフィア・ウィリセウス公爵令嬢…

須川が大学時代に経験した恋愛や、友達とのことなどを、たまに夢に見て思い出すことがある。そんな中で、途中に記憶喪失になったりして、気が付けば、そんな頃のことを夢に見るようになってい…

結城芽衣は今年で30歳。 浮いた話も何もなく、湧いて出たのは高校生の姪とのルームシェアだった。 私だってまだ結婚を諦めていない。 拒否する芽衣に、姪の陽菜多も諦めない。 そんなふ…

同じ小学校を卒業した幼馴染同士だけど、中学で離れ離れになってしまった。そして三年ぶりに再会する少女二人。 　離れていた時間があるからこそ、二人の少女の恋心は春よりも熱く、強く、熱…

高校三年。瀬央薫と朱原美月は同じクラスになる。 家族のいない瀬央と、家庭に問題のある朱原。 己の事情に決して踏み込んでこない朱原に瀬央は居心地の良さと、やがて恋を自覚し、また朱原…

灯花（ともか）が元カノの美桜（みさくら）のSNSを巡回して十年が経つ。女子高の王子様的存在の美桜には盾となる彼女が必要で、編入生の灯花は都合が良かった。灯花は本心を隠しながらそれ…

クラス内で『中二病』と位置付けられたまま中学の卒業式を終えた主人公。 星宮黒斗はかつて自分が妄想の一つとしていた事象『異世界召喚』をその身で体感する。 他のクラスメイト達が『火』…

【あらすじ】 　高校二年生の嵯峨 綾火（さが あやか）は、どこにでも居る普通の女子高校生。友達の園部 世奈（そのべ せな）と、昼休みに他愛もない雑談をして盛り上がるような、至っ…

高校三年生の冬。篠崎華は既に進路が決まっていた。だが、まわりはいまだ受験真っ最中。教室に漂う空気が窮屈で自習時間に図書室へと逃げ込んだ。誰もいない図書室で向かう場所は、気になって…

この作品は主人公が二人存在しており、二つの異なるストーリーから構成されている、ある意味において前衛的な作品です。 スタイルは主に台詞調になりますが、説明調や詩を取り入れたりしてお…

【あらすじ】 弘江が進学した高校では、「必ず部活に所属しなくてはならない」という規則が定められていた。中学生のときに帰宅部だった弘江は、消去法の末に美術部と文芸部に志望を絞る。 …

旧都東京は十六句湾に浮かぶ夢島となっていた。そこでは人が消えるらしい。卒業記念の見物と称して友人に半ば無理矢理島に送り込まれた主人公五十嵐門は、友人を殴ることを決意する。何せこの…

勇気を出して送った、暑中見舞いのハガキ。 想いは届かなかったのかー

【2023年7月13日、PV3000感謝】ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします。 アリシア・カトレンヌ侯爵令嬢は妹が大事、妹優先の王宮魔術師であり、主に氷の…

母親が間男と蒸発し、初恋だった近所のお姉さんに弄ばれた結果、女性不信になってしまった刀城清秀（とうじょう　きよひで）。 中学校を卒業した日、見知らぬ神社に迷い込んだ彼の前に現れた…

このお話の主人公は記憶喪失の少女＜ステラ＞だ。 夕暮れの小麦畑のような黄金の髪をなびかせて魔法を放つ、この世界でたった一人の無詠唱魔法使い。 魔法学院を卒業する朝、目を覚ました…

アイドルとはファンに夢を売るお仕事だと思う。藤宮しおんは、アイドルだった5年間誰とも恋愛しなかった。ずっと想い続けていた相手と卒業後付き合う予定だったはずなのに、卒業公演当日に彼…

三月、卒業式。 部活の先輩を見送るために僕たちは集まった。 さようならを繰り返して、やっと離れた帰り道。 僕は残酷な核心に気づいてしまった。 以前投稿した作品ですが、よろしくお…

学園の卒業パーティ。 傲慢で我儘と噂される私には、婚約者である王太子殿下からドレスが贈られることもなく、エスコートもない… そして会場では冤罪による婚約破棄を突きつけられる。 …