概要
俺が欲しい物は大抵お前が持っていて、お前が欲しい物は俺が渡してやれる。
高校三年。瀬央薫と朱原美月は同じクラスになる。
家族のいない瀬央と、家庭に問題のある朱原。
己の事情に決して踏み込んでこない朱原に瀬央は居心地の良さと、やがて恋を自覚し、また朱原も、「自分」に対して信頼と想いを寄せてくる瀬央を、言葉にせずとも特別に感じていた。
お互いに深くには踏み込まず、暴かず、晒さず。曖昧な距離のまま仲を深める二人だが、それでも、高校卒業と言うタイムリミットは迫ってきていた。
素直クール一途×臆病健気猫被りの、自分が気付かないふりをしている傷に向き合う一年間の話です。
家族のいない瀬央と、家庭に問題のある朱原。
己の事情に決して踏み込んでこない朱原に瀬央は居心地の良さと、やがて恋を自覚し、また朱原も、「自分」に対して信頼と想いを寄せてくる瀬央を、言葉にせずとも特別に感じていた。
お互いに深くには踏み込まず、暴かず、晒さず。曖昧な距離のまま仲を深める二人だが、それでも、高校卒業と言うタイムリミットは迫ってきていた。
素直クール一途×臆病健気猫被りの、自分が気付かないふりをしている傷に向き合う一年間の話です。
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