「箱もの」を含む小説

ウチと達ちゃんは親が決めた許嫁の関係。 結婚してから後悔しないように、何も言い訳など出来ないように、お試し期間として一年の同棲生活を先に済ませておく事になった。 それから一年―…

劇団　これから　の岩田さん向けに書いたものです

　大陸戦争が終わって三年、主人公グレット・ヴェルメイルは、ロギヌス帝国陸軍中尉の若い男だったが、軍を退役して故郷の都エレンゲルへ帰って来た。 　グレットは、自分を庇い戦死した上官…

　階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。 　頼みのギフト【救急箱】から出て…

ブッコローが目覚めると、そこは誰も居ない伊勢佐木町本店だった。 どうにか脱出を試みようとする中、岡崎さんの声が店内に響く。

中学2年の春、弁当月間が始まった。毎日日の丸弁当のさくらの元へ「おかずのお裾分け」がやってくる。その中にはどう見ても犬の餌が紛れ込んでいて……。 5分程度で読み終わるほっこりミ…

農家の娘である道子（みちこ）さんは、特別なスキルを持っていた。 ダンジョンのモンスター、トラップ、宝箱などの位置が手に取るように分かるのだ！ これは、迷宮案内人（ダンジョンガイド…

箱ティッシュの最後の一枚に書かれた言葉をめぐる物語。

一日の終わりに夜空の星を見ることが生き甲斐の女子高生・依(より)。 ある日、同じクラスの愛嬌抜群美少女・来夢(らいむ)から、日々を楽しめていない不憫な依に強制的なお誘いがーー。 …

　主人公である、神木晃は普通の高校生だ。学校の帰り道に道路のわきでぐっすり寝ている小学生ぐらいの身長の女の子に出会った。名前は清世ちゃんというらしい。お腹を空かせていたので自分の…

　これまでに皇帝を『不遜さ』で魅了した男など居ただろうか。 　これまでに『高学歴プア』として皇帝に仕えた者が居ただろうか。 ———どちらも、否。 　だが、柴門槍馬という稀代の男は…

第30回電撃小説大賞用の為に再度改変した物語になります。 本編【デッドオブザ・ワールド】の別の世界線の物語という形で読んでいただければ幸いですm(_ _"m) ー・ー・ー …

目が覚めると、アユミは薄暗い廊下にいた。 突如迫りくる奇妙な怪物と、足元に落ちた古い宝箱。 歪な空間の中で、彼女は己の心と向き合うことになる。

――もう嫌だ！　何もかもが冗談じゃない！――　当てのない人生の毎日を彷徨う主人公、２１歳ＯＬの夏生（なつき）は仕事帰りにふと立ち寄った、ちょっと変わった占いの館の怪しげな女の子占…

『よしや身は蝦夷が島辺に朽ちぬとも魂は東の君や守らむ』 これは有名な、土方歳三の言葉と言われています。では、『君』とは誰だったのか？すでに東京に移られていた明治天皇？駿府で静かに…

形のよい指先が夜天色の表紙を開く。 "掌編録"と刻まれているのに、白紙の頁が続いている。 「君、運がいいね。其れは月世界から入荷した新商品さ」 視線を巡らせると淡青色の睛をした少…

不確定な日常、思考実験、のんびりゲーム、まったりアニメ、ときどきマジメ、基本は怠惰。 おもちゃ箱には、たくさんのガラクタ。 でも、その中にもしかしたら本物の宝物が埋もれているか…