概要
此れは終わりのない物語─140字で綴られる静謐な青の世界
形のよい指先が夜天色の表紙を開く。
"掌編録"と刻まれているのに、白紙の頁が続いている。
「君、運がいいね。其れは月世界から入荷した新商品さ」
視線を巡らせると淡青色の睛をした少年が佇んでいた。三日月を模した徽章が襟元で光る。
「夜にそうっと開いてごらん。一日にひとつ、物語がうまれるんだ」
★★★
140字小説の標本箱
"掌編録"と刻まれているのに、白紙の頁が続いている。
「君、運がいいね。其れは月世界から入荷した新商品さ」
視線を巡らせると淡青色の睛をした少年が佇んでいた。三日月を模した徽章が襟元で光る。
「夜にそうっと開いてごらん。一日にひとつ、物語がうまれるんだ」
★★★
140字小説の標本箱
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