「人形」を含む小説

呪いの人形が持ち主を殺した。 持ち主の胸を貫通していたのは、人形が持っていた包丁。 家には、持ち主しかいない。 また争った形跡はなく、外から誰かが入ってきた形跡もない。 さて、…

とある男性の実家にある人形。 子供の頃、それの髪が伸びていた気がした。 父親からとんでもない事を聞いた。 そして……

マンションを目指して歩く若い女性。彼女の目的は……

キリキリと軋む音を立てて踊るのは、誰かに作られた可愛らしい人形だった。いつの時代に作られたのか、どうやってソレが作られたのかは誰も知らない。人形はただ今日もこの街で踊り続ける。

憎い。憎い。私を裏切ったアイツが憎い！ 最低だった元カレを呪うため、丑三つ時に藁人形と金づちを持って神社を訪れた私。 丑の刻参りをしに行ったのに。まさかそこで、あんな出会いがあ…

ある時突然、メリーさんと名乗る誰かから電話がかかってくる。イタズラかと思って即座に切ったら、またかけてくる上になんか怒ってるし、そもそもアンタ誰なの？　メリーなんて知り合いはいな…

勇者と魔王、両者を屠った人形使いがいた。 彼の名は「ネクロ・ヴァルハラ」。 かつて「黒幕」とも謳われるほど凶悪な存在だった。 勇者と魔王を葬った日から数千年。 歳を取らずにず…

人形作りに不要な器官は全て捨て去り、脳みそと脊髄だけとなって7000年間人形を作り続けた男、ベル・メルハンス。 義腕を50本ほど駆使して毎日人形を作り続け、偶に脳みそに直接ドラッ…

　誰もが『内側』だけを現実と信じてやまない世界で、『世界の外側』を描く1人の画家は無自覚に破壊と変革をもたらす。

当然死んだ俺は世界にひとつだけのドールに転生！？どうなる！？俺！！ ドールオーナー里美の視点とドールの俺のふたつの視点から書いています 基本的にほのぼの ホラー要素若干あり

芹澤李峰は感染症蔓延下の緊急事態宣言によって行動を制限された女子大生。バツイチになった叔母の新居で気晴らしをしようと訪問し、引っ越しの荷物を開けていくとドールハウスが現れたのだが…

エレベーターに閉じ込められた主人公ほか3人。 どうやら電気は生きているようなのでエレベーターを動かす。 でも、どうやら1階につき1回しか止まらないみたいようで……！？ ↓前…

人間とは神のための玩具ではない。 どうして自分がこんな目に。 どうして彼女があんな目に。 傲慢なる神に裁きを。 無知なる人に報いを。 これこそ自分のなすべきことだ。 青薔薇の王女…

西暦1900年代初頭、世界各地で戦火が燃え広がり世界中が悲嘆と憎悪の断末魔で満たされ、限りない狂気と破壊の衝動が世界を駆け巡る頃、『それ』は現れた。 遥か宇宙より現れた『それ』…

新しい名前や性格をつけることが許されない世界。 78代目鈴木太郎として生活する事になった主人公。 なんで俺が鈴木太郎らしくしなくっちゃいけないんだよ！！ ↓前回の投稿↓ 『…

名跡の当主、ロデリンダが死んだ。 齢十八歳の、うら若き姫君だった。 『私に集約された我ら一族の財産権利に土地館、そのすべての動産不動産は、私の形代である姫君人形を導としてのみ、…

「さあ、あなたの願いを聞かせてくださる？」 とある街のとある骨董屋。この店には願いを叶えてくれると噂の『薔薇の女王』という人形がいる。 画家のリリーは大事なコンクールを目前に控え…

「ねえ、ひな人形、作ってよ」「おじさんと約束したもん」 とある街に存在する、人形店。 そこの店主の妹がデパートに買い出しに着ていると、双子の少女から話しかけられた。 双子の少女…

「第一回川辺の創作怪談会」によせて書きました。五作目です。

文藝サークル「コンペイトイロ」の短編小説集です。さまざまな良さを持つ十人十色の会員達が、金平糖のような口当たりのいい、鮮やかな話を紡ぐことを目指して、物語を紡ぎます。 今回のテー…