ドールに転生しました!?(修正版)
冬倉朱華
一章 ドールに転生
第1話俺、どうなった?!
俺はサラリーマンだ、ごくごく普通の
朝起きて、電車に乗り、働き、残業し、そしてまた電車に乗って帰るだけ
何も楽しくない、ごくごく普通の生活
この日は違った
俺は電車に乗る前までの家から駅までの徒歩の間にバイクに跳ねられた
デカイ衝突音が響く、しかし誰も気には止めなかった
バイクの運転手は一度だけ振り向きそして消えた
犬の散歩をしていたおばちゃんが救急車を呼んでくれた
「マジかよ…」
俺は消え行く意識の中「次は楽しい人生がいいな」と思った
明かりが眩しい、病室か?
広々とした部屋、棚にたくさんの服、飾られる人形のポスター、そして人形
「、、、人形?」
なぜ病院に人形?しかもけっこうリアルでは?少なくてもリカちゃん人形ではない
体を動かそうとしたら動かなかった、何かに固定されているのか?体が動かない
仕方ないので目線を動かす
小さい服、何かのパーツ、そして人形
やっぱり変だ
頑張って周りを見るするとすぐ隣に人形があった
「うおっ!」
思わず声が出る、よく見るとガラスの瞳なのでなれてない俺は怖い
冷や汗が出た、ゆっくり自分の体を見る
呼吸が荒ぶる、手が震える
小さい手、手首には丸い玉みたいな物が着いていた
「こっ、これは、、、」
嫌な予感がする、その時
「ハロー、待ったぁ?」
アホみたいな声が聞こえた
見てみると女の人が立っている
(でっ、でかい)
よくよく考えると自分が小さくなっただけだということがわかるが、、、
「お迎えおめでとうございます」
(お迎え?お迎えってなんだ?)
「はい~、待ってました!」
「では梱包しますね」
「はい!」
(何が起きるんだ?)
そしてガラスケースが開き俺は取り出された
(?!?!?!)
「こちらのドールちゃんですね。世界でひとつだけのミズハちゃん」
「はい!連絡が来た時泣きました!」
「よかったですね、可愛がってください」
「もちろんです!待ちに待ったドールちゃん!!」
(ドール……人形……)
この女は人形をとりに来たのか
しかし別の所でやってくれよ
俺はバイクに引かれて病院にいてるんだから
ふと俺は鏡を見る
金髪のボブで毛先にパーマがかかっている、そして綺麗な青い色のドレス。レースが繊細で美しい。首についたビジューがついたチョーカーもこれを引き立てている。
そしてそれを着ているのが…
「お、俺…!?」
綺麗な人形だった。誰でもない俺が。
バイク事故で人形になった俺、これが転生というやつか。えっ?どういうこと?どうなる、俺!?
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