「#言葉」を含む小説

「ねぇ、耳声霊って知ってる？」 　ある時聞いたうわさ。その言葉を覚えていると一ヶ月後に死んでしまうというあり触れた怪談話だったが、翌日、うわさを教えてくれた知人が死んだ。 　果た…

触れたらパチリとはぜる静電気のような。 暗いとこでないと見えない、蒼い、あるかなきかの火花。 私も取り出して、独り遊びしてみたくなったのです。 誰も知らない、二の腕のうちっかわ…

散文詩です。

俺には付き合って１０年になる、人気女優の彼女がいる。修学旅行中に彼女がスカウトされ、なぜか俺を指差して「彼氏がいてもいいなら」ーあれ？俺たち付き合ってませんよね？なんか、あれから…

「私はね、先生になりたいんだ」 銀光に輝く濡れた長髪を揺らし、淡い紺色の眼でこちらを見下ろした人影はそう言葉を紡いでいた。 魔法と科学が交錯した世界で、先生になりたい化け物と人…

【あらすじ】 私の名前は闇野沙紀。お父様がIT会社の社長で家族で平穏に暮らしてた。でも、七歳の時に車に轢かれそうになった私をかばって、大好きなお母様は亡くなってしまった。ちょうど…

文中でよく用いられる言葉を解説する 哲学エッセイ…池田晶子氏開拓｛1960-2004］エッセイの言葉で哲学を伝えるのが大人気に。

５つある国のひとつ、青竜国では成人式が行われていた。 成人式に出席中のリュエナ・ベルヘンケは、退屈な王の話にウンザリしていた。 その時、王子のひとりがリュエナの元へと降り立っ…

　私のパパは発明が趣味。 　休みの日は、私もママも放っておいて、いつもイソイソとつまらない発明をしている。 　なんで『つまらない』と言うかって？ 　だって、毎回、パパの発明の実…

【PR】 旧校舎には、制服を着た座敷わらしがいる。夕暮れ時に、僕を呼ぶ声がした。 【あらすじ】 －－クラスメイトの松野瑞夏(まつのみずか)が、お前のことをよく見ているようだ。 小…

一杯の飲み物が、時に言葉を超えた絆を生むことがある。『コーヒーフロート』は、そんな出会いから始まる物語。異国の雪舞う冬の街で訪れたカフェ。女性はコーヒーフロートを、男性はクリーム…

両親の葬式時、奇妙な人々が多く詰めかけ、不穏な言葉を吐いては去っていく。雨の降る霊園の前で少女は親戚から毬を受け取る。彼女の名は皐月毬明。その名前の意味を、本人は知らない。果たし…

初めての詩集です。お手柔らかに。

　呪いによって殺された平安の姫が、悪役令嬢イザベルへと転生した。 　誰もが振り返るような美貌を持つイザベルだが、彼女は自身の容姿をオニのようだと嫌悪している。 　なぜなら、彼女に…

なぜ、人には言えない心の内を 通りすがりの猫に話してしまうんだろう... 広い世界の中で、どれだけの人と出会い、 言葉を交わし、その人の正直な心を知ることができるんだろう...…

異世界恋愛と現実世界での生活の両方を楽しめたらなと思ったら、神様が叶えてくれました。王子に溺愛されるだけでなく、王妃様も私を応援してくれています。性格に難がある王子様ですが、わた…

「寶貝（宝貝）」とは、宝物と訳す場合もありますが、台湾語(中国語)の直訳では赤ちゃんを指します。大切なかわいい子という意味合いなのでしょう。赤ちゃんに似せてか、英語でいうbaby…

日めくりカレンダーに書かれた言葉。それに共感する主人公(ちょっとウザイヤツです。ご注意下さい)は、今日も彼女と電話する……？

自分なりにずっと考えていた、「天才」と「秀才」の違いを明確に言葉にしたくて書きました。 あらすじ：紅都立霧園高校付属中学校所属の中学2年生、小野寺翼（女）は自分のクラスで、文化…

ほぼ詩集です。 筆者の心境や実体験を参考にしていますが、必ずしもノンフィクションというわけではありません。