「ＫＡＣ２０２１７」を含む小説

鬱展開。されどハッピーエンドを目指して

今日は菜々美の誕生日だった。しかし休日で予定もない。そこでセルフで誕生日を祝おうと出かけた映画館で…

起きると、知らない部屋にいた「俺」。 記憶はなく、何故ここにいるのかわからない。 スピーカーから聞こえてきた声は、俺はいままで二十回のデスゲームをこなし、これが二十一回目だという…

碩学の玲斎先生が若手士大夫に平壌の歴史を語ります。

［KAC20217］参加作品です。 テーマは「２１回目」。 コメディですので、少しでもお楽しみいただけますと幸いです。 （注）この物語はフィクションであり、作中で試みられる点眼…

俺の家にはミツミ様という神様がいる。この家にあるものは、人も物も何もかも、全てが最初からミツミ様のものなのだ。

塾の面談に来なかった女生徒に連絡をとろうと電話をかけた。 なかなかつながらず、やっと、２１回目の呼び出し音で、電話がつながった。 それは……。 KAC20217「21回目」をテ…

　平凡なサラリーマンの「僕」は、不思議な露伴商から砂の代わりに「時の女神の涙」が入った時計を買い取る。それは、ひっくり返した瞬間から、二十四時間を巻き戻すことが出来る道具だった。…

　都内にある名門私立高校――鏡音学園の生徒会長と風紀委員長は、ともに学園で一二を争うほどの堅物で、「真面目過ぎるのが欠点」と常に言われていた。 　それを気にしていた二人は「真面…

平凡な女子高生、雪と美人な姉、結菜。 雪の好きな男子、蓮。 雪の親友、柑奈。雪の苦手な男子、聖也。 意を決して告白する雪だが、そこに姉の結菜が居合わせてしまう。 雪と結菜、そ…

二十歳になった。 お酒を飲んだ。 不味かった。 もう、思い残すことはないかな。 なら、死んでもいい。

KAC2021第七回のお題「21回目」の投稿作品です。 永遠に生きる僕とセオ。それでも季節は巡る。毎年同じ日がやってくる。二人の二十一回目は大切な思い出になったのでしょうか？

漫画家・はじめ線太郎（本名は名字の「はじめ」を「一」と書く。名は同じ）は、二度目の連載作品が成功した。しかし仕事が順調な反面、忙しさと孤独に苦しんでいた。 そんな線太郎にも癒し…

大粒の雨が降りしきる中、僕はとあるデモに参加していた。 『すべての人に長寿の権利を』運動の反政府デモだ。 そして、老人ばかりのデモ隊の渦の中、僕はキャスケット帽がよく似合う二十歳…

だんだん遡っていく。だんだん薄れていく。それでも最後に思うのは君への言葉。

父のために集まった友人は、好き勝手に話し始めて…… KAC2021 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021～参加作品です。

21回も愛の告白を受けた僕が、 世の男性諸君に希望を与えるよ！ さあさあ、聞いてくれたまえ。 僕の些末な話を！

学校からの帰り道。 暴走するトラックの事故に二人で巻き込まれた。 咄嗟に突き飛ばされた俺は軽傷だったが、あかりの命は奪われてしまった。 さっきまで隣にいたのに。 何も出来なかった…

ここは、迷える魂が休む宿。 そこで守り人を務める劉帆（りゅうほ）の妹である仙女・凛風（りんふう）は、過去に思いを馳せる。 かつて兄に思いを寄せ、やがて去って行った少女のことを。