「狐のあやかし」を含む小説

鳥居の連なる石階段。周りから響く蝉の声。目の前には二尾隻眼の狐――。ここで『僕』は何をする？ 　『僕』の正体を知った貴方は多分びっくりする(してくれたら嬉しいな)。 誤字脱字直…

どうしても叶えたい願い事があるものだけがたどり着ける場所。 宿屋豆八。どこか間の抜けた店主・高松は、奇特な古狸であり、ある条件でもって、宿屋を訪れたものの願いを叶えるという。 そ…

九尾の狐の伝説がある狐町で司法書士補助者として働く紬。 彼女は昔から人よりも霊感が強く、呑み友達に猫又や死神等の妖怪がいる。 霊感が強い事を職場のお客さんにも知られているため、…

　コンテスト用に執筆いたしました(*>ω<*)。 　だいすきなあやかし和風コメディの執筆機会にまたひとつ恵まれたこと、心からうれしく思います！ 　少しでもお楽しみいただけまし…

　十歳の時、殺生石に触れて死の間際までのダメージを受け、妲己の娘に助けられ尸解仙（しかいせん）となった。 　その後崑崙で十五年修行し霊気功術を身につけた俺は、妖狐がオーナーの東京…

空色の狐・空狐ソラに憑依された衣谷臨は、街で起こる様々な怪事件を乗り越えてきた。 だが、事件はまだ終わっていなかった。 1000年前にこの地で退治されたという茜色の鬼・茜鬼アカネ…

僕の名前は土御門晴明《つちみかどはるあき》。 古くから続く陰陽師の家系に生まれた僕は、人の世に蔓延る妖怪《モノノケ》を退治する為、彼女であり最強の妖狐でもある葛葉《くずは》ととも…

夏休み。私は実家に帰省すると、最寄り駅でお天気雨に降られた。誰も居ないと思っていた無人駅で、私は奇妙な子どもと出逢う。

ある日突然、特別な存在の妖になってしまった私、三好陽菜。 ヒトとして生きていけないことを知り、仕方なく妖世界へと向かうのだが、私の存在は絶対的なものらしい。だから、私を慕ってくれ…

《重版続々！ 人気の『妖狐の執事はかしずかない』をカクヨムで試し読み！》 古河 樹『妖狐の執事はかしずかない』（装画・サマミヤアカザ　刊行・富士見L文庫） 今年の5月に発売して…

雪と蛍の姉妹は毎年夏に祖母の家に遊びに行く。その近所の神社には狐の神様がいる。狐が見えるのは、雪だけ。 ――神との約束は果たされなければならない。

妖狐の伝説が多く残される涼風市に住む少女、衣谷臨。 夏休みを目前に控えたある日、いつものように森の木の上でくつろいでいた彼女に不可視の敵が襲いかかる。 窮地を救ってくれたのは、伝…

仕事疲れを癒やす為に京都伏見にやって来たＯＬ美裕（みひろ）の私。美味しくお酒を飲んだり、伏見稲荷大社で千本鳥居などを見て回る予定だった。 まさか妖狐と出会うなんて。そして見た目…

あの戦争の仇を討ちたい 青いアクアマリンの妖獣の首を持ち帰ることが出来たなら――― 真実が如何に滑稽で残酷か 知らないことも必要ではなかろうか。

盆の宵宮祭りのあいだだけ人間になれる狐の神さまと、主人公「たまり」の物語。

滅びた国の城主の娘、サクヤ姫と、 その姫を一途に護り戦う妖狐の少年、コハクの物語。 人知を超えた圧倒的な力をもって戦国の世を掻き乱す妖狐衆。そこに属する妖狐の少年コハクは、仲間…

日本には数多の昔話が存在している。 では、あなたは一体いくつの昔話を知っているか数えて欲しい。 桃太郎、浦島太郎、かぐや姫、一寸法師……メジャーな昔話はすぐに思いつくであろう。 …

神事を司る祈乙女は、皇族から選ばれた未婚の女性。そして皇族を守る一族の武官である輝更義（きさらぎ）は、今代乙女・水遥可（みはるか）の大大大賛美者（ファン）である。新皇帝の即位に伴…

僕は幼馴染の君とようやく結ばれる。

「あの夏が来るまで、僕は愚かで、臆病で、傲慢だった。 　だから僕は、大切な友人を失ったんだーー」 幼い頃から、ソレが見える寮制の高校生、八重野瑞透（やえのみずき）16歳。 2…