「子供 不思議」を含む小説

ただ本と不思議が好きなだけの普通の少年が、とある苗木を抱えた少女を助けるために、住み慣れた家を飛び出した。 　本の知識しか知らなかった世界に、少年は何の準備もないまま飛び込むこと…

辺境のコロニーでごく普通の少年として生きていたビリーはある時立入禁止区域で不思議なAI、『アディ』に出会う。 アディと出会い、仲が深まっていく二人は次第にこのコロニーへ危機が迫…

女子高を抜け出し足繁く通うのは市営の図書館。そこにはゴシック＆ロリータがいた。 彼女がどうやら『ガチ』な小説家先生だと知ったのはしばらく経ってからだ。ここの司書が色紙にサインを貰…

　これは大人が子供になるための物語。 　子供から大人になるための物語―― 「はやく逃げなきゃ。くだらない大人になる前に」 　わたしの手に残ったのは、ボロボロの星座盤と、こんぺ…

瀬々市愛、二十六才。「宵ノ三番地」という名前の探し物屋で、店長代理を務める青年。 右目に濁った翡翠色の瞳を持つ彼は、物に宿る化身が見える不思議な力を持っている。 御木立多田羅、…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

～あらすじ～ 神社を改良した診療所『七ツ闇(ななつやみ)クリニック』 だがその診療所には近所の子供以外は誰も寄り付かない。 そのクリニックには昔からある噂が絶えなかったからだ。 …

　ある日、家でゲームをしていたヒロトの家に友達のトオルが訪ねてくる。彼はヒロトに切り取られた１枚のノートを見せて、読んで欲しいと頼んできた。紙に書かれていたのは読めない文字。この…

『枝葉瑞穂』はちょっと不思議な、天然系ふんわり美少女。 お父さんとお母さんが大好きで、よく食べて、よく眠る、まだまだ子供っぽい女の子。 そんな彼女が恋をした。 相手はぶっきら棒で…

アラサー実家暮らし独身非正規おじさん。迷子になる。 カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス　1回目お題　「スタート」　作品です。

シングルマザーとして高校生の子供を育てる只野早智は、ある日、宅配の荷物を持って来たお兄さんを子供と勘違いし、鍵だけを開けキッチンに戻り、しばらくの時間、玄関先で待たせてしまう。早…

「では、スタートです」 そんな言葉と共に生まれた祥太は出会いと別れを経験しながら人生を送り、そして終わりを迎える。 その時に「ゴールです」という言葉が聞こえないといいなと思いな…

　幼い頃、茂みの中で、エイリアンの卵を発見しました。 「お嬢ちゃん、この卵に近づいちゃいけないよ。悪い子供を食べる、こわーい怪物が生まれてくるからね」 「え、悪い子を食べちゃう…

そして、瞳は金色だ…私の愛していた色が、悪い意味で変わってしまった。 身体のあちこちに包帯を巻いてる。 わかる、自己回復をパッシブでつけているけど、壊れていってる。 ブラウニーが…

北欧神話×超能力×SFファンタジー！ 辺境の村に住むエリンは、13歳の少女。親を知らない孤児だ。 エリンには秘密がある。それは、超能力のような不思議な力が使えること。人の心の声…

「半透明の守護者、硝子と少女」の続きです。 続編（夏休み編 後半、わちゃわちゃ回？）を三月下旬に投稿し始められるよう、執筆中です！ 本作は「小説家になろう」さんでも、宙色紅葉とい…

――2023年12月12日の朝方。 夢の中でもすやすやと寝ていた私は、とある女性に起こされ、「ここを読め！」と言わんばかりに一つの本を顔に押し付けられた。 寝ぼけ眼でどうにか読む…

それは僕が子供の頃、母親の用事に一緒についていった時のこと。 訪ねたその家で、僕より少し年上お姉さんに出会った。 僕はそのお姉さんに淡い恋心を抱く・・・。 その人は僕の初恋に人…

年末の気忙しい時期に急ぎの依頼が探偵事務所KPに入る。 期限は明日。依頼内容は謎を解いて場所を特定すること。 そこに待っていたのは… 世知辛い世の中にすこし子供の心に戻って人…

この世にたったひとりの不滅の魔女の生き残り、魔術師アレッタの弟子は、魔法で氷になった皇都でたったひとり生き残った子供。アレッタに拾われ、名前と心と思い出の全てを預け、魔女の涙を授…