「夜空 短編」を含む小説

ある夏の日。ひと組の男女が、夜空を見上げて……。どこにでもあるような、そんなお話。

主人公の女の子が、今は亡き男の子との夏の思い出に浸る短編小説

三尾理愛は大事なコンサートを翌日に控えて中々寝付けずにいたところ、突然体が空へ向けて浮かび上がっていってしまう。 訳も分からないまま空の上の天上世界へとたどり着いた理愛は、そこで…

『忘れ方を教えて欲しい』 　胸の奥に刺さった痛みを抑えながら、薄れゆく思考の中で私はその言葉が浮かんだ。

僕の高校生活最後の夏休みは、受験勉強だけで終わるはずだった。 しかし、夏休みは再び訪れた。 受験勉強を続けようと図書館で教材を開こうとした僕の手を、見知らぬ美少女が止める。 「私…

自身の初恋の人との思い出を文字にしました。

なんでもない夜。 キレイな夜空と、気まぐれ猫は、あなたに不思議なものを連れてくる。

真夜中の海岸は、音楽ホールだ。 波の打つ音、地面の砂の触感、そして、夜空の星々。 この夜をロマンチックに彩る伴奏の準備は、もうできている。 この演奏会の主役の楽器は、ふたつあ…

13歳の夜。 サンタクロースも、ドラゴンやヒーローも空想だと 気づき始めたこの夜に僕は夜空を見た。

僕の彼女は、オカルトが大好きな不思議ちゃん！？ 昼間の彼女はホラ吹きでクラスの鼻つまみ者だが、それは皆が裏の顔を知らないからなのです。この街では日暮れと共に「真実と虚構」はひっく…

※クリスマス読み切り短編です。 御幸（みゆき）には、大切な人がいた。 二人共忙しい身だから、なかなか会えなかったけど、せめてクリスマスには毎年一緒にいようねって約束していた。 …

　12月23日––––俺はフラれた。 　彼女には新しい男がいた。浮気だ。おれは、彼女がそいつとの最初のクリスマスを過ごすためにフラれた。邪魔だったのだ。付き合って5年。俺にとっ…

ある冬の日、私は道に落ちていた犬のうんこを踏んでしまった。 そんな経験は随分久しぶりで、夜空に浮かぶオリオン座を見上げながら、私はふと、思い出の中にあるかつての時分を思い返すのだ…

遠くで虫の音が聴こえた。 リーン、リンと伸びやかに、途切れ途切れに聴こえる音色は夏の終わりと、秋の訪れを知らせているよう。 夏の騒がしさはなく、どこか物寂しげな音色が哀愁を誘…

　気が付けば。 　外国の墓場のような、いかにもおどろおどろしい雰囲気を創り出す茄子紺色の夜空が包むその空間は。 　けれども、その色が全てを隠すわけでもなく。 　パンプキン色と言い…

短編小説家の夏海はスランプ中に、恋人の晴也に「星を見に行こう」と誘われる。 何度か来たことのある野原で夜空を見上げながら、二人は話をする。 そして二人は、お互いの大切さを思い…

中秋の名月。 クイズ研究部の部員たちが、今日も部活でクイズします。

　緑の丘の上で、少年と少女が寝そべって、夜空を見上げる。 （「小説家になろう 」「エブリスタ」でも掲載しています）