「音」を含む小説

【ダンピールの花嫁は新月の夜に花ひらく…からタイトル変えました】 魔物の住む異界と、人の住む人間界。二つの世界を繋ぐ扉は、新月の夜に一斉に開かれる。 ある新月の夜、アリシアの…

今日も都には雨が降り続いている。まるで私の憂鬱を取り囲むかのように。 何故この都に住み続けているのか、自分にも分からない。いや、分からないことだらけだ。もしかしたら、分かってい…

手慰みの短歌集

短編連作fairy taleのバレンタイン番外編。 1話を読まなくても、だいたい内容はわかるように書いています。 fairy taleコレクションはこちら。 https://k…

美しい画家、久遠柑菜は自分と同様に美しいものを愛し、美しい息子のことも愛していた。しかし、息子の天音が事件に巻き込まれたことによって柑菜は彼を家に閉じ込めた。 時が経ち、天音は１…

　自身を精神的死体状態から救ってくれた恋人の死から約十年、呼び名をカヲルと変え、細々とキーボード弾き語りの音楽活動をしていた彼女をセミプロだが天才ドラマーのタオが拾う。タオの音に…

「え、涼。どうしてここにいるの？」「お、お前。まさか...小瀬川 泉じゃないよな？」幼馴染、咲希についた嘘がバレないようにレンタル彼女を借りることを決めた、涼。計画も無事実行でき…

愛する人を亡くした僕は彼女と過ごした公園にいた。今年も綺麗に咲く桜を眺めながら。 題名を見てピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんがUNISON SQUARE GARDENの「…

　――2417年、日本。 　獣の呻く声が響く夜の闇。 　夜な夜などこかで人の悲鳴と、聞くに堪えない肉を食む音が響き渡る。 　かつては繁栄を極めていた日本が滅びの一途を辿るこ…

頭に浮かんだ言葉を適当に並べた詩のようなものです。意味とか深く考えずに音で読んでください。

明るく前向きな天音。 そんな天音に家庭教師がつくことになるが… あんなにかっこいいお兄さんがうちの家庭教師になるなんて…信じられへん

可愛くて、優しくて、頭が良くて、たまにドキッとさせてくる。 そんな幼馴染と、俺の話。

朝に目覚めた。 太陽は昇り、空は青く、周囲は静まり、風がある。 遠くで車の走る音が聞こえーーーーー

『黎明の巫女ねえ、其れ本当にいるの？こう都市伝説的な？昏戸ちゃんがビビリなだけでしょ』 『殺すぞ』 『怖いよ。で、情報0からやれと？こんなん無理ゲーだよ。無理ゲー』 『黎明世々、…

夜中に訪ねて来た、隣室に住むという一人の男。島田と名乗るその男は「ベランダを貸してくれ」と、奇妙な頼みごとをして来た。

私、桃園百合花（ももぞの・ゆりか）は高校２年生。 大好きな幼馴染二人との高校生活を仲良く過ごしていた。 片方は男の子で、片方は女の子。 二人とも大切な存在だ。だから三人で過ごすこ…

近頃、妙な夢を見る。 仏間で弟と話している夢だ。家のどこかで風鈴が時折りぃんと澄んだ音を立てるので、たぶん季節は夏なのだろう。廻り廊下の向こうに見える山々の緑は色濃くて、青褪めた…

　それは日常生活の中でよくある出来事。 「肩が重い」 　川海 晴香（かわみ はるか）１７歳の少女は闇に迫る視線や気持ち悪い感触に参って退魔師に頼る事にした。事務所にて待ち構えてい…

高校二年生に進級した瀬川琴音が、とある揉め事に巻き込まれたのをキッカケに、人間関係の裏を垣間見ては何とか切り抜けていく話。

不定期でここに立ち寄り、短いながらも書き綴る私の自分勝手な詩集です。