「雪」を含む小説

碧と私は、互いにとって特別な場所である図書館で初恋に出逢った。そんな二人の時間には限りがあった。

雪玲は毒鳥である鴆を使役する董一族に生まれた。多様の毒を取り込み、自在に毒を操ることができる父の血を引いているが生来より病弱な気質で、鴆と共にいると体調を崩すため、王都から遠く離…

寒い日に見る色は白なの？でも白ってたくさんの景色を映し出し、いろんな色に染まっているようで・・・。なら、本当の白って、どんな色なの？　詩を書いて表現してみました。よろしくお願いし…

　明治の末。16歳の没落華族令嬢・井上雪緒は、政略結婚が嫌で出奔。町で絵を描いていた中津川一臣の才能に惚れこみ、押しかけ弟子となる。 　子弟とはいえ男女が一つ屋根の下で暮らすのが…

両親を交通事故で失った達也は北海道の豪雪地帯、幌鞠に移り住む。最初は過疎化の進む豪雪地帯で暮らす事に抵抗を覚えるが、美しい雪景色を見て心変わりしてくる。

維新後の新時代。家族のように育った美冬と拾われた秋人はある秘密と事件により仲違いをしてしまう。 道を分かち、戦争に歩みを進める世界に翻弄されつつも二人を繋ぐのはかつての思い出だっ…

失恋や仕事への迷いから心が疲れた女性が 祖母の暮らす静かな雪降る町で自分を見つめなおすお話。 ３０００文字程度 純文学です。

3月10日に95才なった嘉市爺さん。 この年になっても元気、元気。 雪で道が通れなくなる冬以外は、毎日畑仕事を一人でやっている。 その元気の秘密とは？

夫と離れひとり暮らす山間の寂れた別荘地。熟年を迎えひとりの寂しさと向き合いながら置いてきた大切なものを噛みしめる。

飲み会に参加した元子が周作の家の玄関で寝ている。 同じ県内に実家はあるが、いい歳をして親に生活をとやかく言われたくないと借りたワンルーム。 親同士が中学からの同級生で昔からの…

ご令嬢しかいない孤島の女子高「法霖学院」 そこに通う彼女たちには、生活を支える使用人が必ず一人ついている。 そしてそんな使用人たちには、学期が始まる前に健康診断を受けることが義務…

修行が厳しい庭師の世界。その中で順調に技を覚えて成長していく久弥が行き詰まった時………。

満鶴（みつる）はどうしたらいいかわからなくなっていた。予想を超えた大雪が降り、家への道は雪に閉ざされているうえに、バスも運行中止だという。学校に戻るのもたいへん…。泣きたくなる満…

KAC20234『深夜の散歩で起きた出来事』参加作。 純文学の雰囲気すら漂う、一人きりのこの世界。からの本当に起こった奇跡の体験。

雪のなかでルンルンとするお話です

金卡姆土方和某個沒有出場的人 參加了2022年的七夕齋土聯文

中学二年生のちーちゃんが飼う白い柴犬ぽいミックス犬、雪丸。 雪丸の名は、聖徳太子の愛犬雪丸（奈良県の達磨寺に石像が祀られている）から貰い受けたもの。 聖徳太子の雪丸はお経を唱えて…

とある金持ちが莫大な資金を投じて作り上げた人工島「銀花島」 金持ちの令嬢しか集まらないようなこの島に、俺「穂積砂雪」は今、雇い主であるお嬢こと「岩滝咲乃」と共にやってきていた。 …

たとえば、真っ白な雪に足跡をつけるように。 たとえば、美しく飾りたてられたケーキにフォークをさし入れるように。 たとえば、綺麗に盛りつけられたパフェをスプーンで掻き混ぜるように。…