「席」を含む小説

【第7回カクヨムコン中間選考通過作品。本編完結しました！】 「どうして連絡をよこさなかった？」 「……いろいろあったのよ」 「いろいろ？」 「そう。いろいろ……」 …

2016年冬、とある田舎の中学校。 昼下がりの授業中、ミハルがふと顔を上げると、前の席のマナが机の上に立っていた。ビビリのミハルは卒倒するが、彼女は怖い話を作ると言ってさらなる…

僕は素田直。人の心の声を聞くことができます。実はそんな僕に悩みが…。隣の席の子が悪魔を使役していて、左手にドラゴンを飼っていて、世界の終焉がわかるらしいのです。どうしたらいいんで…

魔女、あるいは魔術師とは罪人の別称であり、同時に。虫を飼う箱の名である。 ガザン帝国の勝利で終わった戦争の後。得られた恩赦を望まず、魔女あるいは虫箱としての生き方を続ける少女、ア…

特別教室で同じ席を使う見ず知らずの人と交換日記を始めた。 やりとりが100回を超え、リアルで顔を合わせてみることになる。 クラスと名前を書いたり、連絡先を書いたりするのは面白くな…

恋おまじないにハマっている女の子の、隣の席の男の子の話。 【KAC202211】お題：日記

最新のカーナビはホログラムで助手席に自分の理想の彼女を座らせてドライブをできるようになった。

出勤する車の中、家を出て最初の交差点でブレーキを踏んだ時、助手席で勢いよく転がるサッカーボール。 息子のアキラと公園に行った時のボールが、 車に乗ったままだと気がつく。 コン…

祭利高校1年の小笠原龍斗は密かに前の席に座る温厚な女子、榮沢紗英に恋心を抱いている。しかし、内気な彼は思いを告白するどころか、まともに交流を図ることすら出来ずに一ヶ月もの月日が経…

　二十四時半のファミレスにやってきた女性・秋代。彼女は、男友達に何度も電話するが、中々取ってくれない。 　切羽詰まった秋代は、店内に唯一いた喪服姿の男性二人組に、あるお願いをする…

私鉄沿線の商店街の外れにある小さなバー『メロス』。 週末の夜、綺麗に着飾った謎めいた女性がカウンター席に腰掛けた。 客として来店していた宇都宮刑事が、妖艶な雰囲気に惹かれ口説こう…

幼児期に祖母の死に顔に対面すると同時に深淵に対面した中学生レオナ。 彼女は以来　深淵から逃げる事を考えて生きてきた。 図書室のお気に入りの席がブッキングした男子高校生ユキ　彼も同…

隣の席の戸張さんは、真夜中になると知らない誰かと外を歩いているらしい。 クラスメイトとのSF（すこし不思議）なお話です。

VRMMOゲーム内で初夏に知り合い、意気投合した『ミャー』と言うプレイヤーと 今日はゲーム内時間『真夜中』にのみ開始するクエストの約束をしていた。 真夜中が時間指定なだけあって、…

ぼくらは真夜中の教室に忍び込んだ。そこで思わぬクラスメートと遭遇した。栗原さんは真っ暗な教室の席に黙って座っていた。

国内1番人気のVRMMO。それに夢中な主人公はしかし、今は行き詰まってしまっていた。 地道にスキル上げと装備探しをするつもりだったけれど、とある猫型アバターが手伝いを申し出てくれ…

　電子仮想空間のアイドルヒロインとして名高い女の子、鶴崎 志海（つるさき しうみ）は、先日行われた試合で自らの判断ミスもあり仲間と共に敗北した。 　仲間たちや周囲のファンたちはそ…

あらすじ 「30歳になっても独身だったら、結婚しようぜ」 　今となっては遠い昔の戯言。しかし最近、ふと思い出すことが多い。 　長内杏は夫の凌介と幸せな生活を送っている。優…