「ハッピーエンド(？) 短編」を含む小説

　ずっと追いかけ続けて、やっと掴んだ夢だった。 ドキドキとワクワクで一杯の大学生活。 聖弥は入学の日を心待ちにしていたのだが、目の前には大きな大きな壁があった。 ネット時代に生き…

冷蔵庫に入れておいた卵やキムチ、とろけるチーズがいつの間にかなくなっている。 非常用にと箱買いしておいた赤いきつねと緑のたぬきの減りも早い。 あやしい。 ＊＊＊ 「赤いきつ…

伯爵家の令嬢スカーレットは王子の側近である公爵家の三男マーベラスの婚約者である。 しかし、成人祝いのパーティーでマーベラスは大勢の貴族の前でスカーレットを糾弾し婚約破棄を宣言する…

「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト　参加作品。 年の瀬に喧嘩別れした男女のお話。

社畜なOL、松下あかりはある日トラック転生した。と思ったらトラック転移した。そして呼び出された気弱な令嬢に私をのっとってほしいとお願いされるが、普通の人間なのでもちろんできない。…

僕には両親がいない。 そんな一人ぼっちの僕と一緒に暮らしているのは、自律行動型人工知能搭載家事支援アンドロイド――通称ロイド。 一人だけど、独りじゃない。 これは僕とロイドの…

清水智（しみずさとる高校二年生）マイペース男子と桜田智世（さくらだともよ高校一年生）ツン多めのツンデレ女子がメガネと顎が取り持つ縁で契約的？に付き合う話です。まさに『割れ鍋に綴じ…

ブリテルス公爵家に嫁いできた伯爵令嬢のローラはアルーバ別邸で幸せなひと時を過ごしていました。すると婚約者であるベルグが突然婚約破棄を伝えてきたのだった。彼はローラの知人であるイザ…

週末に残業をしているある青年に、その先輩社員が差し入れをします。青年はちょっと視野が狭くなってピリピリしていましたが、小腹が満たされたことで少し落ち着きを取り戻します。その様子を…

「俺と結婚してください」「あの……私は聖女の方――妹ではないのですが？」 ※以前長編で書いていたものを改稿してまとめました。

「おまえの罪を数える！」 　大臣ギリアム・デイソンがそう声を張り上げた。 　公爵令嬢セリーヌ・フォン・ヴァインシュタインは今まさに断罪されようとしていた。 　三日前にギリアム・…

長き《居眠り》から目覚めた魔王ノヴァは、突如世界征服を決意した。 その足掛かりとして、絶世の美女と噂される隣国グラーヴェ王国第一王女を誘拐目的で召喚したのだが、現れたのはチンチク…

　平凡を絵に描いたような私が、突然目の前に現れた銀髪イケメンにとんでもない言葉を掛けられた。「好きです。愛しているんで、お願いです────……死んで下さいっ！」はぁ？　ナニ言って…

※カクヨムコン短編に落ちたので、15,000文字の完全版に差し替えました。よろしくお願いいたしますm(_ _"m) 公爵令嬢であるアンティローゼは、婚約者エリオットの想い人であ…

中年のヤクザ、とらじろうは中毒組の若頭。 抗争中の真っ只中、死んでしまう。 異世界の女神に召喚され、「この世界を魔王から救ってほしい」と頼まれる。 とらじろうは、異世界もハッピ…

崩壊した世界のお話

「………すき」 ある日俺、吉佐春太が、「風邪引いちゃったらしいから、看病に行ってあげて」と、ずっと喧嘩したままの幼馴染、佐古川小町の看病に向かうと、小町は寝言を呟く。 「時効じゃ…

戦場で屍から金品を奪って暮らす戦場荒らしのリン。 見つかれば死罪のはずなのに、リンは兵士に捕まり、どこかの地下牢へ放り込まれる。 差し入れられた温かい食べ物を頬張りながら、リンは…

　完璧な彼女に相応しい自分でありたい。 　俺は頑張った、彼女に認められたい一心で。 　そして俺は遂に彼女と付き合う事になった。 　しかし付き合って直ぐ理由も告げす彼女は俺から去…

ひとでなし。それは俺の事だ。間違いなくな。 そう言って空しく笑う男と一人の女の子のお話しです。一応、ハッピーエンドですが、人によってはバッドエンドかも。注意。