僕＆ロイド

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（145文字）

多感な時期に両親の死とはとても耐え難いものです。あまりの不憫さに攻撃的になってしまうのも仕方がないこと。しかし、それでも寄り添い続けるアンドロイドの想いに気づいた時、主人公の心に光が差した様に感じます。

近年、片親家庭の子、あるいは親を亡くした子など家族の形は様々なものになりました。
近い将来、この物語の様にロボットが唯一の家族となる可能性もあり得ます。
時代の一歩先をゆく作品だと思いました。

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このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（165文字）

出だしから暗い生い立ちの主人公によるダークファンタジーかと思いきや、一人の女性と出会ってから芽生えてくる様々な感情が綴られています。
短編なのですが、物語の構成は良くできていて作品に飲み込まれます。
人間とアンドロイドとの恋愛の駆け引きによるピュアさ（純情さ）も魅力ですね。
そしてホロリと泣かせるシーンもあって、最後は温かな気持ちになれるそんな作品です。