「妖怪」を含む小説

　とある鎌鼬は、庵主の珠景(すかげ)に退治され「ジン」と名を与えられたことから、嫌々彼女の眷属となった。手玉に取られて気に食わないジンだったが、一方の珠景も何やら困難を抱えている…

都で人の噂に登るその姫は、人並みの幸せを何故か願わず、その喜びはただ虫を愛でるばかり。一方、海を渡り日本に現れた巨大な妖・蛇神は、太宰府を津波で飲み込み、一路、都を目指し東へ………

『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』の「第67話　新たな旅立ち」より少し前の話です。 下記『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』コレクションのURLです。 https://kakuyom…

狛抓署には一風変わった課がある。 骨董取扱課。通称ガラクタ課。 そこの主は年端もゆかぬ少年一人。 あとは、バイトできている女子高校生が一人。 大丈夫なのかと思う面子ながら、こ…

海の中から引き揚げられた棺桶から姿を現した吸血鬼ドラガ。彼は「妖怪」なのか、「人間の味方」なのか。海坊主、磯撫、塗壁、鎌鼬など妖が蔓延るヤマト国で様々な妖怪や妖怪を討伐する人間ら…

人々の安寧を脅かす妖魔が跋扈する魔の乱世。　 それらを容易く斬り伏せるツワモノ共を束ねる棟梁になるべく、イフウは弟であるシュラと鎬を削り合い、その末に勝利を掴み取ったのである。…

　雑草駆除から殺し屋退治。異世界魔王に美化清掃、妖怪、災害、宇宙人――どんな対処もチョチョイのチョイ！　我ら徳井高校、環境委員会。 【素早く・細かく・心を込めて】――今日も元気に…

その場所に導かれたならば、帰る場所があるならば、ただひたすらに走るが良い。 五つの関門、五つの人ならざるもの。行き着くのは現世か幽世か。 己の走るその先に、果たして君は何を見る？

わたし、大江真弥は、小学六年生の普通の女の子……って言うには、はちょ〜っと違うかな。 なにしろわたしは鬼の末裔で、お父さんは百鬼夜行っていう妖怪集団の長をやってるの。 お父さん…

大学で知り合った友人が、実家を離れて一人暮らしをすると言う。ロフト付きの１LDKのアパートを探してきたらしいが、駅近の割にどうにも家賃が安い様な気がする……

人々の暮らしに寄り添う優しい【怪異】さん達と、そのお手伝いをするお兄さんたちの心温まる日

15の年に勇者として異世界召喚された天霧 ユキト は、30年の死闘の果て魔王と裏ボスの邪神を倒した。 しかし、邪神を倒したユキトは元いた自分の世界に送還される。15歳当時の姿…

その日、見たことのない何かによって母親は殺された。 その日、赤い化粧を施したような血に濡れた寝室で何か邪悪に微笑んでいた。 凄惨な夜から数年──『水城月麦』は母を殺した存在…

　 九州から上京してきた大学生有川朝矢のもうひとつの顔は弓を用いて「鬼」や「アヤカシ」と対峙する祓い屋。窓口である「かぐら骨董店」へ届けられた依頼を受けて都内にある高…

ツイッタランドで放流したままデジタルの海の彼方に見失ってしまうには少々惜しいと思い、カクヨムで公開しておくことにしました。カッチンコッチンでガッチガチに硬い小論文です。

人と妖の仲介者 常世と現世の間に生きる者 故に人は彼らをこう呼ぶのだ 繋人と───── とある業界の在り方に不満を持つ学生達。 学園生活を通じててっぺんに居座る爺からその席を奪…

生態系を狂わす妖怪、霊といものがいた 彼等を肉眼で視えるのは突然変異種、龍 龍たちは隠れ里で密かに妖怪を祓い裏で人間の安全を守っていた ひょんなことから龍に転生してしまった平凡バ…

友達がいなく、トイレの個室でお昼を食べる主人公はトイレの花子さんの噂を聞く。彼女は人間じゃなくてもいい。お化けでもいいから傍にいて欲しいと思い花子さんを呼び出すが。

道具に宿る妖怪、付喪神。 そんな付喪神が宿主の道具が壊れた後、次に移る宿主を探すお手伝いを行う「付喪神転生案内所」 「付喪神転生案内所」の新米職員・ソラが出会う個性的で少し面倒く…