「視」を含む小説

豊葦原瑞穂皇国海軍の威信がかかった最新鋭戦闘機『蒼雷』のお披露目を兼ねた国際観艦式が目前に迫ったある時、その『蒼雷』のパイロットとして有力視されていた夕凪龍市中佐率いる夕凪航空隊…

僕達は肝試しをやってみただけだったんだ。 ホントに居るとかじゃなくて、ちょっと「怖かったね」で終わると思ってたんだ──。 ─────────────────── 人生で初めて…

　神保町で書店を営む南由汰のところへ行方不明の少年たちを探して刑事が訪ねてきた。 　織部と名乗った刑事は、少年たちの失踪に由汰が関与しているのではと疑いの眼差しを向けてくる。織部…

　頭がすごく良いわけではない。並外れた運動神経を持っているわけでもない。ただ人より眼が良いだけの、一般人な私。 　偶然、仕事帰りに目撃してしまったモノのせいで日常が崩れ去る・・・…

僕はある事件以来正夢、未来視そして人の心が見えるようになった。 例えば人の死ぬ姿、不幸の結末、幸福、恋愛様々。 でもそれを自分で抑えることはできない。 だがそれ故自分自身に幸せが…

特に得意なこともなく、優れた学力や身体能力も持っているわけではなく、顔も良くも悪くもない。クラスでいそうなインドアキャラ、陰キャでアニメ、マンガ、ラノベが好きな普通の高校生。梶馬…

名前に関わる掌編集。 全９話

時は現代。八百万におわす神々は悩んでいた。 ――深刻な信仰不足！ 科学技術が発達した今、神に対する人間の信仰心はゆっくりと凋落の一途を辿っていた。とかく数の多い日本の神々、メジャ…

幽霊も不思議も、僕にとっては些細な日常。 地味で目立たない、勉強も運動も普通。特技といえば「幽霊を視ること」。 そんな僕、山田太一の家族もまた霊感が強い。中でも姉の真麻江は人と霊…

幼い頃のおぼろげな記憶だけを頼りに壁を殴り続ける。 いつか記憶の人物のように壁を破壊することができるように 【設定】 はたく 孝一が壁を殴って開発している技。孝一では壁を振…

　僕の名前は家篭呪錄(いえろう じゅろく)。ある日突然、呪われた体質というものを発症し、モノやヒトの寿命が視れるようになってしまった。 　僕の周りを取り囲む、呪われた体質を持つ異…

わいの名はＹ.Ｏ.Ｎ.Ｎや！ わいも創造主としての仕事にかなり慣れてきたんやで？ しっかし、神さまってのは暇なんやなあ。ここはいっちょ、地上のニンゲンたちにヒューマンドラマを…

冬になれば思い出す。子供の頃、一人で家族の帰りを待っていたあの日のことを。ガタガタと窓を揺らす寒風と、その向こうに広がる深い闇を―― これはとある怪異に「視られた」少女の、ほんの…

何処にでもいる普通の男子高校生だった日暮 礼二(ひぐらし れいじ)は、ひょんなことから"死神"を名乗る少女に命を狙われる事となった。 再三に渡り付け狙う死神であったが、特別礼二に…

わいの名はＹ.Ｏ.Ｎ.Ｎや！ この度、先代の神さまをぶっ殺して、新たなる神さまに就任したんやで？ しっかし、神さまってのは暇なんやなあ。ここはいっちょ、天地創造をしますかいな…

ある日、俺は買い物の用事もなく街をぶらついていると少女にぶつかってしまう。 そのはずみで書けていたメガネが外れて一瞬パニックになるものの、すぐにメガネを かけ直してその場は難を逃…

亡くなった人。 亡くなる寸前の人。 余命がわかる人。 それが視えるのが死神である。 そんなある日、死神である柚斗のに舞い降りた仕事は、1ヶ月後に亡くなるとされた女子高生のサポー…

ある日、この世界の人々は異世界から勇者を召喚するという術を編み出した。魔王を倒すために勇者を何十人という数で召喚する作業が進んでいたのだが、それほどの数になると勇者の統率力が大事…

冴えないサラリーマンの久住達也は、仕事で疲れたある日、子供の頃遊んでいたＲＰＧ・『ライフイズクエスト』を、約１５年ぶりにプレイする。 その晩久住は、自分が勇者となってファンタジ…

16世紀半ばのヨーロッパ。 ひょんなことから名前を失くした魔法使いは、自分には視えない妖精を引き連れ旅をする。殺された最愛の師匠の仇を討つため、告発した十三番目の弟子を捕らえるた…