「鳴」を含む小説

生徒嗜好調査。 好みの身長から髪から、胸の大きさから申告させられる鬼畜の文書だった。 それは突如として鳴染高等学校新二年、苫依颯希に学校から届けられる。 まさか颯希にこれから巻き…

罹患者に異能をもたらす巨大な桜《扶桑》が出現しておよそ一世紀。《花粉症》に罹り、生きることに倦んだ八街幸は、異能に目覚めたものが送られる町《メフ》で新しい家族や友人と出会い、メフ…

コロナ以前・ＡＩ普及以前に書いた作品ですが、もう少し先の未来を前提とした設定が、再読して意外と足早に近づいてきている感を深くしています。 人に害を及ぼす未知のウィルスへの対応。進…

三億事変と繋がった世界です。 二人の会話の雰囲気を楽しんでください。 一人称や語尾の言い換え等の小さい改変は可です。

　みそらは盈子（えいこ）をふたご座流星群の観測に誘った。寒い夜空の下、二人で寝転んで空を見上げる。しかし流星はぜんぜん流れない。降るような流星雨を想像していたらしい盈子は、眠そう…

長安の都で関若はとある人物を探していた。手掛かりは一匹の猫。頼りとされた友人・魏遼は、黒猫とともにかの人物を探すことになるのだが――。 人が亡くなるようなことのない、重さのないさ…

香鳴裕人さま主催の自主企画　［第3期］同題異話SR -December- 『見上げれば降るかもしれない』参加作 プレゼントも買っていい雰囲気でクリスマスデートをしている俺。 彼…

　海鳴 奏多は気が付いたら幽霊船になっていた。 　何でも、異世界召喚された際に、アクシデントに巻き込まれて自分だけ転生することになってしまったらしい。 　とりあえず死にたくな…

明治時代、鹿鳴館が華やいだころの物語。 華族令嬢の宵子は、実家が祀っていた犬神の呪いで声を封じられたことで家族に疎まれ、使用人同然に扱われている。 特に双子の妹の暁子は、宵子が反…

最後の大いくさ”から約二十年。天下泰平な日々が続いていた。 　さくら姫こと瀬鳴さくらは白邸領主の娘でありながら、世話役が呆れるほどの自由奔放だが、領民には好かれている。 そんな…

　女探偵・アレクサンドロスは、初老のマダムのローザ・ノイルから、「双子の妹を捜してほしい」と依頼される。だが、その妹・ローズは、姉妹が高校卒業の日に、同級生の少年と駆け落ちしてい…

香鳴裕人さま主催の自主企画　［第3期］ 同題異話SR -November- 『あるいは幸運なミステイク』参加作 ２話構成です。 パートＡ 葉奈は出勤途中でパンプスの踵が取れて…

下記の自主企画のための書き下ろし。単語で売春が出てくるので17.99。 ・香鳴裕人さんの同題異話2023/11 タイトルは固定「あるいは幸運なミステイク」 https://ka…

怪談とも言えない怪談。 それにまつわる、二つの体験。 この話はフィクションです。

■作品紹介 　式神、異形、妖怪が出てくる女性主人公の和風アクションバトルファンタジーです。(恋愛要素もあります) ※舞台は明治時代風の異世界になります。 富士見L文庫「世界…

地下世界で開かれた戴冠式。 王冠を授けられたバハムートは静かに語り始めた。 戴冠式の裏側が暴かれる。 香鳴裕人 様　[第3期] 同題異話SR -November- 『あるい…

狂言「神鳴」の雷をインスパイアしたオリジナルコントです。 二人いれば再現可能なように書いております。 ☆や♡、評価や感想、ツッコミ等お待ちしております。

　羽鳴蝶子は人の些細な動きから起こるその後の大きな結果を観測できる。蝶子は予知にも似たその力を『虫の知らせ』と名付け忌み嫌っていた。理由は一度結果を見るとどんな内容でも変えようが…

秋の長雨、店先で待つ私。 いつになったらここに戻るのか。 香鳴裕人様　[第3期] 同題異話SR -October- 『きみと息をしたくなる』 https://kakuyomu…

　雑誌編集者の「僕」は、一泊した取材先の旅館で、不思議な夢を見る。それでも大きな変化はなく、恋人の晴子と住んでいるアパートへ帰ってきた。その後に、晴子と何も起きない夜を過ごした。…