「証 短編」を含む小説

黄金の羊が生まれたのなら、大切に育てなさい。 その羊は、ある羊飼いの少年と、黄金の竜の、友情の証なのだから。 ――星を喰らった竜の前に、少年は剣を片手に立ち塞がった。 ※こ…

社会に浸透したヴァーチャル・リアリティというジャンル。浸透する中で他のジャンル同様に、いくつかの規制が掛けられた。それは安全の為、卑猥な表現、暴力的な表現の抑制。しかし、規制があ…

幼い少女と少年はある約束を交わした。それを幼い2人が理解していたかは定かでない。 約束の証として互いにある物を付けた。 そして、あることをきっかけにぱったりと…

とあるパソコンの中で「人間にとても近い感覚を持った対話専用AI」と「人間の感覚が全く分からない修理ソフト」の少女型ソフトたちが同じファイルの中で交流する話です。百合風味。非常にぬ…

むかーし、エブリスタのジャンル応援キャンペーン　ファンタジー「勇者」用に書いた奴の転載です。 製作時間は30分でした。

「あたしね。あんたの生きてた証とやらになってあげても良かったわ」 「苦手なんだよな。人の頭に銃口向けんの」 「俺達が自殺させてるみたいじゃん？」 殺し屋の女と、死んだ男の…

君にキスをすれば、残るのは一過性の赤黒いシミだけ。 そんな不確かなものではなくて、僕は君のなかに存在する証を求めている。 崩落する世界。 最後ならばと、僕は君と星を見ることにし…

ヨウコソ！　管理小屋ハ　コチラ． ユメミ森　通行許可証ヲ　ゴ準備クダサイ． 安心　親切　丁寧　小人ガ　ゴ案内シマス． ゴチュウイ！ 飛行機械ニヨル　通行ハ　国家法ニテ　禁止サレ…

よっちゃんとかっちゃんは、根っからの大麻愛好家だ。マリファナの吸いすぎで頭がいかれたのか、天然なのか？二人は最高のマリファナを作り育てるため、地元北海道の大麻畑でマリファナの品種…

いつもの部屋。狂気。紅。女。カッター。白濁した死。孤独。種。似姿。幸福。

　生まれた時から泣いたことがなく、魔力を持たない主人公。 　そして、魔力の才能を持ち、泣かない主人公に変わってよく泣く癖を持つ幼馴染。 　幼馴染は、宮廷魔術師を目指し、都市部の…

絵を書くことが好きな中学生の楓。毎年夏になると祖父の実家へ祖母の御墓参りに行っていた。実家の裏山に登り「秘密基地」で星を見るのが好きだった。中学2年の夏、いつものあの場所に行くと…

４０代、独身、わびしく狭いアパート住まいの掃除婦「ウェズ」には裏の顔があった。 倒錯した愛を求める男性が集まるその店で、彼女は源氏名を使い、キャリアウーマンとして経歴を詐称して働…

ちょっとだけ、周りの目が気になってくる年ごろの、揺れる心を少しだけ覗いてみる。 小学生男子のほのぼの可愛い一日。

わたしの怪談をここに綴ってみます。 よろしければお付き合いください。 ３つの話を甘口、中辛、辛口でランク分けしてみました。 甘口：「こんなホラーなら自分も体験したいわ」「…

俺はいつものように彼女が住んでいる古びたアパートへと向かったが、扉を開いた瞬間に、彼女の瞬速のアッパーを食らい、向かい側の壁まで吹っ飛んだ。彼女は「あんたって奴は、本当にッ」と絶…

１５センチ。それは僕の小さな手の大きさ。 １５センチ。それは君に届かなかった後悔の証。 １５センチ。それは君との思い出。 １５センチ。それは君への愛の大きさ。 １５センチ…

ある夏の日、夜が明ける頃。 僕は彼女に手を引かれ砂浜を歩いていた。 僕は言う。「何で砂浜を歩くのか」と。 彼女は言う。「その方が足跡が見えるでしょう」と。 僕らは歩く。過去の話を…

改札と人と改札の人に対する愛について。

アニメにハマってしまった、『僕』の話。 画面の向こう側の『君』はいつも笑顔。 「キュートでチャーミング。これが君の証。」 （かなり短いです）