「母校」を含む小説

　千葉市の女子高に通っているサカミとシカコは仲が良く、△＆□コンビと呼ばれていた。サカミは生真面目な性格で、シカコはトリックスターだった。そんな二人は、登校中の電車内でトラブルを…

一応カトリック女子校です。星・海・花・珠の四組、一学年各四十名、概ね百六十人程度。中高一貫校なので全体で千人弱の女生徒がいます。校則が厳しく保守的な校風で、電車の中で携帯電話を使…

宝石加工職人の清羽（せいわ）は、幼馴染の女優となった月華のためだけの宝石を加工する、と決意する……。 私が中学生だった頃、大手の芸能事務所からスカウトされるくらい、芸術に秀で…

陸上競技。110mHに青春をかけ、挫折した波多野懸(かける)は母校である路風(みちかぜ)中でハードラー高井光希(こうき)に出会う。 「君に、俺の夢を懸かけてもいいだろうか」

若い頃、それを失う日が来ることを考えたことは無かった。 そこは永遠が続いて、いつでも戻ってこれる優しい思い出の場所のはずだった。 いつかはやってくる。 失う日が、やってくる。 …

「母校を爆破するから手伝ってくれる？」 そう言う沢渡 鈴のお願いを、白木 塔矢は二つ返事で了承した。

母校の校庭で開催予定のフリーマーケットが巻き起こす幻想とノスタルジア。 とは言っておりますが、 ただ思いの向くままになんやかや語っているだけの掌編です。 笑いのヒトキワ荘・…

県立高校入学後、地道に練習をして成長した神山伊織。 高校３年時には、最速154キロのストレートを武器に母校を甲子園ベスト４に導く。 ドラフト外れ１位でプロ野球の世界へ。 プロ生…

東方外征の始まったゼダ女皇国の皇都パルム。名門大学生である4人は仕組まれた偶然として出会う。一人は後に母校エルシニエ大学の学長まで上り詰め、激動の時代史を纏め上げる史学者の卵ディ…

戦争にあっけなく敗れ、一日の猶予の後に僕らの国は消されることになった。逃げることもできない僕らのような凡人は一日の間にそれぞれ好き勝手にし始める。僕といえば、一度も行ったことがな…

音楽と廃墟と島と。 ◎探している音は、どんな音ですか？ 廃れる運命しか残されていない島。 かつてそこにあったと噂される遊園地、ラビットランド。その跡地である中学校は耐震工事を…

佐藤司は某ＦＰＳゲームの国内ランキング一桁常連の腕を持つ大学生だ。 ある日、そのゲームセンスを母校の女子高校生に目をつけられ、無茶な依頼を受けてしまう。 それは彼女の兄の代わりに…

天使正義(あまつかせいぎ)12歳はごく普通の低身長の男の子だった、中学入学を間近に控えていたのである。 しかし彼は突如魔界に連れたいかれる、色欲を司る悪魔界の名家アスモデウス…

夜中。胸騒ぎで目覚めた僕は、「とあること」をすべく、衝動的に母校の屋上に向かった。着いた先で自分自身と向き合い、決断。今までの自分に別れを告げ、チャイムと同時に踏み出そうとするが…

　自らの母校で数学教師として働く主人公、原田 美雨。恵まれた職場環境、優しい恋人の存在。充実した二十代を過ごしていた。 　飲み会の帰り道、美雨はかつて青春時代の大半を共に過ごした…

　採用試験に合格し、母校である私立森苑学園へ、教師として戻ってきた、新堂尊。尊はこの森苑学園で一人の少女に出会い、恋をした。 　少女の名前は、古城灯里。灯里は尊と子供の頃に会った…

大学進学を控え、母校の中学校を訪れた梢は、かつての片思い相手との再会を望んでいたが、突然過去の学校へ迷い込む。限られた時間の中で、再会のために彼に伝える言葉を書き残す。 …

　拙作「星河丘学園」シリーズと対になる（というか同じ世界、隣りの市での）物語。連作短編形式なのも同じです。 　この話の舞台となる市立恒聖高校は、星河丘のような｢マンガに出て来そう…

二宮一輝は出会い系サイトを使って女性百人以上との経験を持つ伊達男だ。 そんな男がある時、女性とデートした帰りの電車の車内広告で母校が宣伝されているのを目にする。 有名な卒業生とし…

３月。卒業式のシーズン。皆さん、様々な道へ飛び立つのですが、思い出の母校を師を友達をわすれないようにね、