「殺伐百合感情戦線」を含む小説

【大学のサークルで提出するため、2020年1月頃に書いたものです】 　”私”は進路希望調査票が書き終わらないまま、居残って頭を悩ませていた。友達が待っているにもかかわらず、考え…

佐伯夏海(さえき なつみ)は、今日も天使のような少女・もえとの情事に耽る。蕩ける顔、切なげな声、その全てが自分だけのものではないと知りつつも……

さくら舞い散るあの季節。私は彼女と出会ってしまった。 胸を焦がれるような愛。 同じ地を踏んでいるとは思えない彼女を、私は――――。

「殺伐感情戦線」の「天使」参加作品です。 関東都心部を襲った未曾有の大災害「日本大震災」から、急速に復興していく近未来。街に増え続ける「マーキング(落書き)」を撲滅するための組…

「殺伐感情戦線」の「煙」参加作品です。 ロンドンに向かう一列の貨物列車。その貨車のひとつに、少女がひとり密航していた。彼女は、たまたま同じ貨車に乗り込んで、自分と同じように密航…

優しくて温かいお姉さん、千香(ちか)の家で暮らす少女・理緒(りお)。ふたりの日常は、ふたりが信じる限り、永遠に続くのです……

「殺伐感情戦線」の「信頼」参加作品です。 とある孤児院。ふたりきりで礼拝堂で「あること」をしていた少女、アンナとニーナは、それぞれシスターと「談話」をすることになる。お互いに嘘…

涙に暮れる彼女を、私は抱き締める。 こんな機会はもう訪れないだろうと感じながら、抱き締めて、噛み締めて、彼女を味わって、慰めるのだ。 泣かないで、あなたに罪はない。 泣かないで…

冴えない学生生活を送りつづけていた少女のローズはある日、自分に呼びかける声を聞く。その声の主は――自分の影の中にいる？　「ほんの少しだけ自分を匿ってほしい、その代わりに望みのもの…

「殺伐感情戦線」の「影」、参加作品です。 影がふたつある「わたし」。ひとつの影は、髪が長くて背が高くて、わたしをいつも守ってくれている。

大学生の山河 翠(やまかわ みどり)は、同級生の神尾 碧(かみお あおい)から告白され、恋人として付き合うことになる。 たとえその告白が嘘だとして、それでも――

「殺伐感情戦線」の「後悔」参加作品です。 小さいころの悪ふざけから、たびたびキスをするようになった「わたし」と、幼馴染の陽彩。だけど、あるとき陽彩が「わたし」を拒絶してから、ふ…

Twitter殺伐百合投稿企画「殺伐感情戦線」投稿用の企画です。 多分たくさん殺し合う女たちが見られると思います。 #殺伐感情戦線

森に住まう少女のヴィサラとマグダレーナ。ふたりはお気に入りの泉を聖域を呼び、ともに特別な時間を過ごしていた。ある朝に現れた仔鹿を、マグダはテオドールと名付けて愛情を注ぎはじめる。…

命日が日曜日のような生活を送る早川沙織(はやかわ さおり)には、楽しみがふたつある。 ひとつは近所の川べりを歩くこと。気疲れする毎日から解放された気分で心地いいから。 そしてもう…

「殺伐感情戦線」の「川」参加作品です。 川原で悠々自適のホームレス生活を送るフリーターの「わたし」。あるとき、自分に乱暴をしようとしたホームレスの男を撲殺してしまった「わたし」…

だいたい週に一度、『殺伐感情戦線』企画( https://twitter.com/yuri_STBT )さんのお題に沿った小説をアップロードしていく場所です。 どす黒い百合をあな…

「殺伐感情戦線」の「壁」参加作品です。 上京して大学に通いながらも、なかなか根暗脱却できない「わたし」。そんな「わたし」の唯一の癒しは、隣の105号室に暮らしている彼女で……

平和に暮らしていた少女・アンネは、幼馴染みで無二の親友だと思っていたマルグリットが見知らぬ女性とキスしているのを見た日を境に、自分の知らない自分を知っていくことになる。 そして、…

殺伐感情戦線第三十六回『血』、参加用短編です。今回は遅刻組になります。 双子姉妹のドロッとしたヤツが好きな人はどうぞ。あと女の子が頭から血を浴びる話が好きな人もどうぞ。