「かご」を含む小説

遠未来。科学技術の発展によりあらゆる欠乏から解放され、死すら克服した時代。人類はその豊かさ故に活力を失い、ゆりかごのような世界で無気力に生きている。 だがそんな時代になってさえも…

登場人物 四ノ宮　聖(しのみや　ひじり)……クールで無愛想な図書館司書 加後　春日(かご　はるひ)……読書家な女子中学生。赤くて丸くて可愛いから、という理由でりんごが好き。司書さ…

姉のための臓器提供クローンとして生まれた妹×天涯孤独となった妹のために遺言によって製造された姉クローンの姉妹百合ディストピアSFです。

むかしむかし　あるところに　仲の良い王様とお后様がおりました。可愛らしい王子を授かり、毎日が幸せです。ただ、お后様はいろんなことが心配になります。王様はお后様の心配を取り除くため…

はぁい。ここは本編である「からからカラッポからカケラ」では書けないほのぼのとしたゆるーいやり取りを綴る物語。いわばアナザーストーリー、スピンオフといった話だね。興味があるなら読ん…

主人公、大平洋一（おおひらよういち）は、偶然にも高校の体育祭の時に知り合った陽氏可憐（ようしかれん）と交際を深め、ついに結婚に至るまでの仲となった。 しかし、結婚を間近にした公園…

健康な三人の子供を授かった。けれど四人目は障碍児だった。さて、どうしよう。

「劔（つるぎ）」と呼ばれる桁外れの力をもって異世界を訪れるものたち、いわゆる俺ＴＵＥＥＥなやつらがはびこっている。 強大な力をもって異世界へ無駄に干渉する彼らをとめるため、「鎺（…

おもしろいな、と思った生き物の話を主観でつらつらと書いていく予定です。 2020年6月　ちょっとだけ帰ってきました

病院の中を走り回る少年「たくや君」の虫かごには １匹の蝶がいた。

謎解きが好きな少年、橘周吾郎（たちばな・しゅうごろう）が高校の合格発表で出くわしたのは、三度のメシより推理を溺愛する“迷”探偵の少女、小日向春瑚（こひなた・はるこ）だった。周吾郎…

時は室町。時代の傾きかけた時世に、ちょうはかごに捕らわれておりました。 ちょうがいるその城の姫君はそのちょうを友人としておしゃべり相手にしています。 さて。今日はどんなお話をちょ…

亜里沙と呼ばれた研究者の遺した論文から、ダ―ヴィン進化論は覆される。 有神論でもなく、生命飛翔論でもない、もう一つの種の起源。 アンドロイドとして生きる存在から静かに語られる数…

　花籠《はなかご》 陽葵《ひまり》は駆け出しの新人アイドル。 　歌が上手いってこと以外にこれと言った売りの無い『普通の子アイドル』だけど、夢は大きくトップアイドル！ ……だった…

小学校教員を55歳で早期退職した鈴木太陽が、親と暮らせなくなった児童相談所の子供を里親として預かり、金銭感覚や、お金の大切さ、お金の増やし方などを教え、自立して生活できるよう…

食中植物のウツボカヅラと、ちょうちょのものがたりです。

時は遥かな、それでいて近しい風景の残る未来。 人類は、ある事件を境にその繁栄にストップが掛けられ、加えて危機に瀕していた。 その事件とは、人類と「悪魔の如き姿をした獣」との遭遇だ…

リラックス

　昭和初期。とある山の頂に、妖魔を引き寄せる血を持つ女がいた。 　彼女の名は籠野朱鷺子(かごのときこ)。その能力は代々女にしか継承されず、政府にひそかに保護される存在だった。 　…