「「KAC20204」」を含む小説

ある日突然世界に湧いて出たそれ──「擬人」。それは瞬く間に世界を壊滅させる。

シードは博士から『金のなる木』を買い取った。 この木は金でできた葉をつけるという。 そんなある日、シードがいつものように水やりをしようとすると、『金のなる木』に実がなっていること…

打ち上げ花火が上がった瞬間、手を繋ぎそれを見ていた二人は結ばれる。この高校の文化祭には、そんな噂がある。 と言ってもその噂は、ほんの遊び心で勝手に作って広めたものだった。 …

ある日、インターネット上に"ネットモチュモチュを育てよう！"という広告が載っていた。タケシは何の気なしにタップしてしまう。それは文字通り、モチュモチュという架空の種を育てるという…

ふと思い立って、ある料理の作り方をネットに上げてみた。以来私は、旦那と一緒に簡単で美味しい料理のレシピ＝バズレシピを、試行錯誤している。それは二人でいろいろ悩める、魔法のような時…

【KAC20204】参加作品 マッドサイエンティストの、恋のおはなし。

魔女狩りに遭う吸血鬼と出会った少女の話

くれぐれも、目的と手段をはき違えてはいけないよ。飲み込まれてしまえば、取り返しがつかなくなるからね。

バーリ公国中央部に聳えるスヴェドボリ山は、高地にありながら緑豊かなことで知られる。 その山腹の洞窟に住まう竜・オーケビョルンは、見慣れない花が山肌に咲いているのを見つけた。 可憐…

童謡に見立てた連続殺人―― ミステリ好きの兄さんはその趣向を現実のものにしようと画策する。兄さんに信頼される僕はその計画を教えられるが―― だから、僕は兄さんを殺さざるを得な…

「で、それ誰から聞いたの？」 「えっと、誰だったかなぁ」 とある噂についてのあれやそれ。人から聞いたと言うけれど、誰から聞いたのかは思い出せない。所詮、噂なんてそんなもの。 …

あだ名はタンポポの植物ウンチクマンは今日もいつもと同じようにウンチク話。 オイッオイッ話しかけてきたのなんと自称タンポポで……？

里子はどこにでもいる女子高生だった。 ニキビと、そして毛穴の汚れが気になる里子がもらった無料サンプル。 それは、悲劇の始まりだった。 『KAC2020 〜カクヨム・アニ…

青年が成した奇形の種を 無言で鳥がついばんで 無限に広がる世界へと 届けた先に待つ軌跡

「　閲　覧　注　意　」　 初めて書きましたがジャンルは”ホラー”です。グロ表現もそれなりにあります。 クローネンバーグ映画を意識したかな？ それでは、どうぞ。（お好きな方だ…

「『異世界バーサーカーガール』の一族」　ってタグあるでしょ？ あれ、大概ウチの関係者なんだよね。 という事で、今日は世界に散ったバーサーカーの血族を紹介していくね。

ある夏の暑い日のオフィス。同僚について話したちょっとした噂話が不穏な空気感で発展していく…。

遥かな未来。生存圏を太陽系の様々な惑星や衛星に広げた人類。その一つ、木星の衛星エウロパに一人の少女が住んでいた。彼女は市民センターにやってきては語る。僕らの未来は夢に溢れ、華やい…

　6つ年上の美しく優しい才女、和地雁（わち　かり）に身の程知らずの恋をした低空児、佐賀井仙（さがい　せん）。 　ダメな自分に喝を入れようと玉砕覚悟の告白に臨むが、やはり撃沈。 　…

「柿ピーにおける柿の種とピーナツの比率を巡って人類は醜い争いを繰り広げていた」 「醜いというか見にくいというか」