「妖だって」を含む小説

　山中の廃工場の地下で、レッドキャップは目覚める。 　夜明けのコーヒーに、ラーメンを食す優雅な一時。 　スマホを開いて世の中の事を知りつつ、町へとお出かけを計画する。 　途中、コ…

只今、１７編を完成し、１８話ー竈の神ーを執筆中 続きに文芸社からの審査書評を掲げますが、これにも、書かれているように、 「前編では、判然としなかった事が他編で初めて明らかにさ…

平安の頃、人と鬼との物語。

大雨が降る夜。日花和子の家に来訪者を告げるチャイムが鳴り響く。雨の夜の突然の来訪者に訝しがりながら玄関に行った和子は、玄関に子供の人影を見る。人影は言う。「ただいま」と。　覚えの…

高校生・石原悠人には、母親の再婚に伴い血の繋がらない妹・綾瀬未歩ができた。そこで初めて悠人は自分の中にある感情シスコンに気づく。異常な愛情を悟られまいと、日々素っ気なくしつつも、…

「面倒見てやるよ。こんな惨めな、死体で良ければな」 妖の治める国が在った。 そして、その妖が死んだ。 花城国。強大な統治者の去ったその国に、『風』『鳥』『月』を名乗る三体の…

おゆき弁財天の伝承から創作。 妖要素あり。 現代とモラルが違います。 そのためセルフレイティング有りにしています。 地名、人物名、関係性、史実と虚構を取り交ぜております。 …

　京都の稲荷山に住んでいた九尾の狐の孫狐 美尾が冴えないおっさんの家にやって来た！　人里のことをあまり知らない美尾にとって周囲にあるものは珍しいものばかり！　更に、座敷童子や雪女…

神谷茂とイングランド出身のグレースは国際結婚をし、子供を持つ家庭を築いていた。ある日、街中で茂は、女に呼び止められ幸せなものをアンケートで答える。《妻》と書くと、女は子供をもらう…

大学生・古谷陵は釣りをしていたが、その日はあたりがなかった。やがて大物をあてるが、釣り上げた魚は、人間にも似た顔を持つ異形の魚であった。その場に現れた老人は、魚を見て言う。人魚だ…

スラム街の少女は空を見上げた。 あの光の柱こそ、神様のご降臨だ。 見惚れる姿を笑う、八百屋の店主。 彼女はどうしても許せなかった。 本作品は、『ロビベルβ小説大賞』参加…

二年前、片木美生は恋人の崎谷祐之から一方的な別れを告げられた。全ての連絡を拒否されていたが、裕之が山岳監視員となっているのを知る。美生は裕之に会うために。別れた理由を訊くために、…

　全国中学校柔道大会・男子個人戦にて優勝した田麦一徹（たむぎ　いってつ）は、柔道日本一になった。 　だが、ケンカにて敗北を味わう。 　柔道だけでは勝てないと察した一徹は、打撃技を…

二次元大好き女子高生・加藤綾華は下校途中にトラックに轢かれてしまう。目覚めた先にはよくある異世界転生をさせてくれそうな神様がいた。しかし、何やら訳有りのようで──。スローライフを…

榊拓真は農園を営む高校生で、今日も『日の出食堂』の女主人である、佐枝由紀恵の店に野菜の配達を行っていた。野菜を作ってくれる拓真に感謝を述べる由紀恵。 だが、由紀恵は借金の為に店を…

美人オーナーが営む美容室。個性派揃いのスタッフ達は実はみんな幽霊。楽しい事が大好きな彼女達がお客から頂くお代は、娯楽の提供。 今までも美と勇気と引き換えに沢山の娯楽をご満悦して…

中学生の取手行彦は、友人の東雲謙吾は帰宅の途につこうと、下駄箱から靴を取り出す。その時、一通のレター封筒が行彦の前に落ちてくる。それは、紛れもないラブレターだった……。

福井絵美は病院の外でリハビリを行っていた。そこに石田翼という実業団のマネージャーが絵美の元を訪れる。陸上の実業団に所属していた絵美が、自ら辞めたことを気にしての見舞いだった。絵美…

自殺を試みる高校生「ハルカ」が、死者から生きている意味を食べる妖、「カルマイーター」にお説教される現代ファンタジー。 人は立場によって見えるものが全然違うなっていうお話です。 …

　旅の一座の踊り子である咲久弥は、ある日、見知らぬ世界で素晴と名乗る少年と出会った。 　それは果たして、異世界転移か、タイムスリップか…… ※「推しメン」原案小説コンテスト応募…