「#切ない ＃短編」を含む小説

「私」は空を見上げる。荒廃した星で過去に思いを馳せながら。 板野かも様主催「第5回 #匿名短編コンテスト・過去VS未来編 【過去サイド】」に 参加した作品です。

あの世への水先案内をする死神の姿は、死者や死期が近い者にとって最も大切で会いたいと思う者の姿に見える。 しかしそんな存在がいなかった少女には死神自身の姿が見えた。 「なら大切な…

男性も恋をしたら、葛藤するものです。 切なくも儚い恋のお話。 連載ものですが、各々は1タイトル完結です。 男性目線の恋心をお届けします。 近況ノートで、タイトルごとの【ひとり反…

窓から飛び降りた。 だって、あまりにも夜空が綺麗だったから。 聖なる夜の落とし物みたいに、季節外れの雪が降っていた。 死なないと分かっていたから飛び降りた。 両足複雑骨…

マイペースな山口と海でデートする美波。話している思い出は楽しいのに、山口は思いつめたままで――。美波と山口の切なくて愛しい恋のお話。

ーーはるながあめ。ある日、唐突に頭に浮かんできたそれは、過去の青春そのものだった。会社員の翔平は、空を仰いで記憶を辿る。目の覚めるような鮮やかなピンク色の花と薄暗い曇天との対比に…

私は、ちいさな羽を持っている。 ちいさくてちいさくて、みすぼらしい羽を。 薄くて汚くて。ところどころ破れかけている、私の羽。 薄茶色に濁ったその羽で、私は空を飛ばんとしていた。…

私の高校には、古くから伝わるある一つの噂がある。 「夜中の十二時になると、黒板消しの妖精が現れて、女子生徒を攫ってしまう」 こんな噂だ。 もちろん、どの黒板消しが妖精なのかは…

短編1話完結です。 出来るだけ読み易い作品を、と作りました。 トカレフ、という操り人形(傀儡)職人の少年と、アリア、という少女が織り成す純粋なラブロマンスとなっております。

今まで書き溜めてきたものを載せます。 春夏秋冬にちなんだお話です。 主人公夜桜千秋は、何故か花が女の子に見てしまう体質であり、どうして自分だけなのかと色んな花達に振り回されな…

オタク、メガネ、デブ、さえない男たちの切ない恋

切ない童話です。 小説家になろう･エブリスタ･アルファポリス･NOVEL DAYS･LINEノベルでも掲載。

将来が不安な女の子の話です。

新作から過去作品までショートショートをのんびり上げていこうと思います。

太陽が二つあるような夏の日だった。 どこまでも青い空のキャンバスを、絵の具をこぼしたみたいにくっきりとした雲が悠然と泳いでいた。蝉の声が途切れることなく世界を包み込んでいる。一…

2年前に妻を亡くし、定年退職して1年になる男の朝起きてから寝るまでを描くという、とある自主企画に参加しました。お題とルールを見た途端、泉のようにわき始めたので書いてみました。自分…

【約五千文字】テキトーに活動していたとある日の放課後のこと。季節で言うと長雨が続く六月の半ばであった。どういう流れだったかよく覚えていないが、地元じゃなくもっと遠くの場所で写真を…

ぶっきらぼうだけど心優しい少女、種田美沙。 彼女に恋心を寄せる青年、栗原和也。 大学一年生の夏の終わりに両想いになったはずの二人の関係は、 美沙がトラックに轢かれ、記憶喪失になっ…

同音異話SR．September　「夕紅とレモン味」　参加作品です（締め切り８日前のぎりぎりですが）。 秋の放課後、美術室に入ったら金髪の美少女がいて……というシチュエーションか…

聖女の位を継承した幼い王女とその女官が、国が滅びゆく中で最後の時間を過ごす短編です。 ※pixivなどにも掲載しています。