夕紅とレモン味
螢音 芳
今日の空を例えるなら
「〇〇のような空だ」
このように空を他のものに例えて人間が呟くのを自分は何度も聞いた。
自分にとって空は空だ。明るいか暗いかの違いぐらいで、あとはほとんど代り映えのしないつまらないもの。
なのになぜ人はこのように空を何かに例えようとするのだろうか?
不思議そうに自分が首を傾げていると、隣に座っていた大切なその人は微笑みながら教えてくれた。
「人が空を何かに例える理由はね……」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
放課後。
秋の新人戦に向け、練習にいそしむ運動部の生徒の声を聞きながら僕は部室へと向かうべく廊下を歩いていた。
今年は冷え込むのが早いらしく、半袖白シャツの制服では肌寒く感じてしまう。衣替えにはまだ早いのでこっそり上着でも持ってこようかな、と考えながら歩いているとあっという間に部室である美術室へとたどり着いてしまった。
美術部で真面目に活動しているのは僕ぐらいで、今日も誰もいないのだろうなと思いつつ、引き戸の扉を開けようとしたところで僕の手がぴたり、と止まる。
美術室の扉の薄曇りのガラスにゆらゆらと動く人影が見えたからだ。
さあ、深呼吸して落ち着いて、ここで一つ冷静に考えてみよう。
扉の向こうにいるのは誰だろうか?
①急に美術部の活動にやる気を出した帰宅部員
②他の部員と仲が悪くなったため、美術部に精を出すことにした掛け持ち部員
③急に芸術への情熱に目覚めた美術教師
どれもないな……ない。
冷静に考えたところで自分に対してツッコミを返す。
いやいや、ここで考えこんでいても埒が明かない。意を決して僕は美術室の引き戸の扉を開けた。
夕暮れ前の黄色の日差しが差し込む室内。
短く波打つ金色の髪を陽の光で輝かせながら、いろんな色の絵の具で服と手をべたべたに汚した少女が、部屋に入ってきた僕に視線を向けていた。
少女の目は警戒心と迷子のように途方に暮れた困惑の二つの色を宿していて、捉えられた瞬間、僕は目が離せなくなっていた。
「あ、あの……」
僕が声をかけようとすると、少女は僕から興味を無くしたように視線を外し、絵の具をしまっている棚をあさり始めた。
手の平の上に出してしげしげと眺めては違う、と言わんばかりに首を傾げて、また違う色の絵の具を取り出していく。時にはすでに出した絵の具の色と混ぜたりして、彼女の服がパレットだと言わんばかりにいろんな色で染められていく。
だが、どれもお気に召さないようで、また新しい絵の具に手を出す。
あまりにも真剣な様子だったので、声をかけることができずに眺めていた僕だったが、使用していた絵の具が誰の物か気づいた。
(あれ、僕の36色入りアクリル絵の具……!)
アクリル絵の具は100均でも売っているのだが、しっかりしたものをそろえた方がいいとこの高校の美術教師に言われ、親に頼み込んで買ってもらった9000円の品だ。間違ってもこんな簡単に使っていいものではない。
「あの、君!」
「ねえ、夕紅ってどんな色?」
決死の思いで抗議しようとした僕に対して目の前の少女がくりっとした大きな黒い瞳で問いかける。
「夕紅? それって、夕暮れの赤い色のこと? なら、21番が近いかな?」
「21……これだね」
そう言うと、少女は僕の絵の具セットから21番のパーマネントレッドを取り出すと指先に塗った。そして、少女の側にある壁の一枚の絵へと向かって指先を伸ばし……。
「ってまって待って、それ歴代の先輩の渾身の作品だからやめてーーっ!」
僕は悲鳴をあげるとなりふり構わず絵に赤い絵の具を塗ろうとした少女を羽交い絞めにして止めさせた。
「なんで止めるの?」
「むしろ、なんで塗るのかがわからないよ! これは美術部の先輩がせっかく残してくれた作品なのに! 色を足したら台無しになっちゃう!」
「台無しになる?そんなことないよ!だって、色が足りないって、言っていたもの。最後まで塗り切れなかったから未完成になっちゃったって!」
少女が叫んで必死で抵抗するのを慌てて抑え込みながら僕は少女が色を塗ろうとしている、“夕紅と檸檬”という名の絵を見た。
夕陽に照らされた町を高台のガードレールから少女が黄色い犬とともに見下ろしている構図の、赤、橙、山吹、黄、影の黒のコントラストが見事な綺麗な絵だ。
最初は言われたことがわからなかったが、よくよく見ると、夕陽に照らされているはずの少女は夕陽に照らされて影になるように赤と黒に染められているのに対して、犬の方が黄色いままなのがおかしい。気づいたら不思議なもので、犬の箇所だけ妙に絵の中で浮いてしまっているように見えた。
「塗り残したのって、この犬のところ?」
「そう。ここを夕陽の色、夕紅に染めたかったって」
「なら、気持ちはわかるけれども、色をそのまま塗ったらそれこそおかしくなっちゃうよ。紅の光に当たったからその色そのままになるわけじゃないし」
僕のツッコミに対して、暴れていた少女の動きがぴた、と止まった。
「それ、本当?」
「うん。ここまで色彩を陰影に応じて綺麗に書き分けられる人が後悔しているって言うなら、それこそ安易に色を足したら怒られると思う」
「そんな、せっかく色がわかるようになったのに……」
少女がぺたりと美術室の床に座りこんで落ち込む。その様子はどこか、飼い主に叱られて落ち込むわんこのように見えてしまう。
いや、それよりも気になることを少女は言っていた。
「色がわかるようになったって、最近まで目の病気でも?」
「そんなところ……色の違いがわからなかったんだ。特に赤い色とか」
僕の問いかけに対してさらりと少女が答える。割と重い事実なように思うが、少女は全然気にしていない。
ただ、最近まで色がわからなかったなら、最初に絵具を色々出して首を傾げていたことや、夕紅の色がわからないこと、絵にそのまま赤い色を塗ろうとしてしまったことも無理もないように思えた。
「その、絵を描いた人が心残りにしていたっていうけど、どうして君が描きに来たの?」
「もうその人、描けないんだ。少し前に遠い遠い手の届かないところに行っちゃったから。大切な人だったんだけど……」
「そっか……」
彼女の答えは曖昧だったけど、この絵を描いた先輩は絵を残して旅立ってしまった、それで色彩がわかるようになった先輩の友人である彼女が心残りの絵を完成させようと来たというのはなんとなく察した。
一人の絵を描く人間として、自分の描いた心残りの作品を他の人に描いてもらうことはどうなのだろうか、という倫理的な疑問はある。
けれど、目の前で落ち込む彼女の様子や、色で悩んでいた彼女の様子からその思いは純粋なもののように僕は感じた。
「なら、どの色を塗ればいいかわからないなら、これから実際に見に行ってみる?」
引っ込み思案の僕がそう声をかけたのは彼女の思いに動かされたのもあるが、後にして思えば何かの巡り合わせだったのかもしれない。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
数分後、学校を出て僕たちは町の様子が最もよく見える高台、絵のモデルとなった場所へと向かっていた。
小さい時からこの町に住んでいる僕にとっては馴染み深い場所なので、絵を見た瞬間にあの場所か、と当たりはついていた。
ガードレール沿いに彼女と共に坂道を歩いていく。
陽の高さは学校にいた時よりも低くなってきていて、到着する頃にはちょうどよく空が紅く染まっているだろうと僕は推測していた。
彼女は高台への道を、この道知ってる! と嬉しそうに話しながら、軽くスキップしながら進んでいく。身体が跳ねるたびにふわふわと波打つ金髪も一緒に嬉しそうに弾んでいた。
見ればみるほど美少女だなぁ、と僕は彼女のことを見ながら思う。
金髪で外人っぽいのだが日本語が流暢で、人懐っこい笑顔がとても印象的だ。
惜しむべきは絵の具が服や髪などあちこちについていることなのだが。行く前に落としてから行こうと言ったのだが、やだ、と頑として拒否するのでそのまま出てきてしまった。
子どもっぽいというか天真爛漫ってこういう人を言うんだろうな、と無邪気に笑顔を振りまく様子から思う。
ただ、笑顔を見るたびに僕は不思議に緊張し喉がひりついていた。
いや、これは自分の心臓が高鳴っているとか、そんなロマンティックなことじゃない。彼女を取り押さえた時に体力を使ったから、喉が渇いているんだ、うん、そうに違いない。
そんな風に自分に言い聞かせながら、僕はリュックから飲み残していたレモンティーのペットボトルを取り出して口をつける。
「それ、なあに?」
前を歩いていた彼女が僕のところまで戻ってくると、興味津々に問いかける。
「これ? レモンティーだけど」
「レモン、てぃー? 何それ?」
「え? レモンティーは紅茶にレモンの香りづけしたものだけど……って、飲んだことないの?」
僕の問いかけに、彼女はうん、と正直にうなずいた。レモンティーを飲んだことないし知らないって、いったいどんな生活していたんだろう。ここまで常識を知らないってことは実は箱入り娘だったりして……。
そんなことを考えながらペットボトルに口をつけていると、くりっとした目で彼女が無邪気に微笑んだ。
「それ飲んでみたい。飲ませて?」
彼女の問いかけに動揺した僕は、ごふっ、とレモンティーを噴き出し、ペットボトルを落としてしまった。慌ててペットボトルを拾いあげるが、中身はほとんどこぼれてしまっていた。
彼女の方を見ると、もったいない、とレモンティーのこぼれた地面を惜しむように眺めている。まったく意識している様子はない。
(間接キッス!? と思って動揺したけど、気にしすぎなだけか)
自意識過剰、と残念に思っていると、
次の瞬間、視界いっぱいに金色の髪が広がり、僕の口元をぺろりと柔らかな感触が撫でた。
「んー? 甘さとも苦さとも違うし、酸っぱい? それも違うような、なんだか変な味」
彼女が首を傾げながらぶつぶつ呟く。
その間、突然の出来事に何が起きたのかわからなかった僕が口を変に開いたまま硬直する。彼女が僕の口元についていたレモンティーを舐めとったということにようやく気付くと、顔が火照るように熱くなった。
「な、なな、な、な……」
「な? どうしたの?」
何か変なことでもあったのか、と彼女が無邪気な目で僕のことを見る。そのことから、意識してのことではないとわかり、気にしないよう慌てて否定する。
「なななななんんでもない、夕陽に当たって顔が熱くなっただけだから、だいじょうぶ!」
どこの漫画のセリフだよってぐらい変な言い訳をしながら僕は指を彼女の後ろの方に向けた。
え?と彼女が首を傾げて後ろを振り向くと、そこには絵と同様、夕陽の紅に照らされた町並みが広がっていた。
「うわぁ…」
うれしいという感情を全身に湛えて彼女がガードレールの側に走り寄る。子どものようにはしゃぐ彼女の金髪に紅い光がさして先ほど飲んでいたレモンティーのような色に輝いていた。
僕の動揺から意識を逸らせたことに安堵しつつ、この光景だけでも一枚の絵にできそうだな、と思いながら指で窓を作って見ていると、彼女が僕の方を向いて微笑んだ。
「すごいね。空の色ってこんなに変わるんだ。赤いけど、さっきの絵の具のような赤じゃない。あの人は、絵の夕紅の空を紅茶のような空だったって言っていたけど、それって何かに例えないと表しようのない色だったからなんだね」
ずっとわからなかった疑問がようやくわかったと、嬉しそうに彼女が話してくれる。
ただ、僕は紅茶の色のような空、というフレーズにどこか懐かしい響きを感じていた。
彼女は何も答えない僕を気に留めず、ガードレールの向こうの景色を再び眺める。
後ろを向いた彼女の背で夕陽を受けて輝く金髪。
それを見て、僕の脳裏に小学生のときの、ある光景がよみがえった。
好きな町の景色を写生するという宿題が出たので、町を一望できる高台へと来ていた。画板を使って、立ったまま絵を描いていると、ふと声をかけられた。
「こーら、いくら車の通りが少ないからってこんなところで絵を描いたら危ないじゃない」
声のした方を見ると、高校生ぐらいのお姉さんが散歩中だったのかゴールデンレトリバーを連れて怖い顔で立っていた。
ごめんなさい、と僕が言うと、お姉さんはよろしい、と微笑み、近づいて僕の画板を覗きこんだ。
「すごい、綺麗に描けてる。この歳でよく観察して描く習慣がついているなんて偉いね。うちの美術部にスカウトしたいぐらい」
手放しでほめてくれるお姉さんに照れくささと嬉しさで僕が微笑む。そこへ、金色の大型犬がふんふんと鼻先を突き出し興味深く画板を覗き込もうとしてきて、僕はびっくりして後ずさった。
「こら、いきなり覗き込んだら怖いでしょ。檸檬、お座り。ごめんね、この子大人しいし噛まないから安心して」
行儀よく檸檬という犬がお座りすると、お姉さんがやさしくその頭をなでる。すると、檸檬は嬉しそうに目を細めた。
その後、お姉さんと僕は話をした。学校の宿題で絵を描いていること、この光景が一番好きだから描きたかったことを伝えると、お姉さんも微笑んでうなずいてくれた。
「確かにきれいだよね。特に夕暮れの時、淹れたての紅茶のような、透き通った紅い光が差し込むこの光景が一番私は好き」
紅茶のような空、と僕が呟く。それはとても耳に残るフレーズだった。
「ね、そう思わない?」
お姉さんが問いかけると、わん、と傍らで檸檬が元気よく返事して、明るい紅茶色に染まった尻尾を嬉しそうに揺らす。
すると、お姉さんが檸檬のことじゃないよ、と困ったように苦笑した。
「実は犬って人に比べて色盲で赤い色がわからないって言われているんだよね。きっと今見てる空も檸檬には変わらないように見えているのかもしれない。それを寂しいと感じてしまうのは人の勝手な想像なんだろうけど」
檸檬の頭を撫でながらお姉さんが寂しそうに紅く染まった町を眺める。
「こうしていろんな色を見て変化を感じ取ることができるから、人はいろんな景色を覚えていられるんだろうね。もし、毎日が同じ風景で何も変わらないように見えたら、きっと一日一日を実感できなかったと思う」
そう、呟いたお姉さんの表情はどこか寂しくて儚げで消えてしまいそうなように僕には思えた。
そのあとお姉さんとは危ないからと帰り道を一緒に帰って、お姉さんが通っている高校のことや部活の話を聞いた。
忘れていたけど、このあとから僕は絵をもっと描いてみたいと思い、授業でも部活でも絵を描くようになったのだ。
思い出すと、いろんなことが繋がっていく。
夕暮れの空を初めてみるようにはしゃぐこと、赤い色を知らなかったこと、そして大切な人が心残りにしていた絵を完成させたいと言っていたこと。
もしかして彼女は……。
「檸…」
声をかけながら僕が隣を見る。
だが、先ほどまで嬉しそうにガードレールに寄りかかりながら町を眺めていた彼女の姿は、影も形もなく消え去ってしまっていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ある日の放課後、美術室に来た僕は“夕紅と檸檬”を壁から外すとイーゼルに掛けてじっと眺めた。
夕紅に染まる町並みとそれを高台から見下ろす少女と犬の絵。その様子が、あの日のお姉さんとゴールデンレトリバーの檸檬と重なって見えた。
少女が消えてしまったあと、お姉さんの住んでいた場所を知っていた僕は、学校からの帰りに通りがかった。すると、ばったりお姉さんの母親と出くわして、僕にいろいろ教えてくれた。
お姉さんが学校に寄贈した”夕紅と檸檬”は、学校に登校できた最後の日に描き上げたもので、病弱だったお姉さんはその後ほとんどの時間を病院で過ごすこととなったが、闘病生活もむなしく半年前に亡くなった。絵についてずっと心残りだと話していて、いつか退院したら完全な絵を残したい、と言っていたそうだ。
お姉さんが亡くなった後飼い犬の檸檬はずっと落ち着かなくてさびしそうにしていたが、数日前、ちょうど僕が金髪の少女に出会った日の夕方、後を追うように自宅で亡くなったという。その際、不思議なことに檸檬が愛用していた敷布が絵の具で汚れていて檸檬の手にも赤い絵の具がついていた、ということだった。
絵をじっくりと見つめた後で、僕は一度目を閉じる。
脳裏に覚えているのは、紅茶のような澄み渡った紅の空に少しレモンのような黄色を加えた、紅と金色の毛並み。そして、口の中に残る甘さと酸っぱさとわずかな苦み。
五感を通して覚えた景色は記憶に鮮明に残る。
だから、人は変化の多い空も、それによって移り変わる風景も覚えることができる。
イメージが固まった僕は目を開くと、僕はパレットに赤、黄、橙、茶と少しずつ様々なアクリル絵の具を出していく。
アクリル絵の具は簡単に言えば水彩と油彩の中間。水の配分次第でどちらの味も出すことができる。
”夕紅と檸檬”もアクリル絵の具が使われていて、油彩のように描かれていた。それにならって、僕も水を含ませずに、色を重ねていく。先に描かれていた犬の黄色い色の上に絵筆を置くが、もともとの黄色さを残して、夕陽の色彩が追加されていく。描かれていた色と混ざらずに新たに色を描き足すことができる、それもアクリル絵の具ならではの特徴だった。
ようやく作業を終えて、僕が一息つくと、絵の中で浮いてしまっていた黄色い犬は、夕陽の光を受けてレモンティーの色彩に染まっていた。
「これでよかったのかな……」
描き足した後でいまさらながら僕は呟いた。
人が描いた絵に他の人間が描き足すことは盛大なマナー違反であり、罪悪感は今でもある。
けれど、あの日、死んでしまったお姉さんの願いを最後に叶えようとした檸檬のことを僕は止めてしまった。邪魔してしまったのだ。
二人の願いを知って、この絵をそのままにすることはできず、結局僕は絵筆を取ることを選んだ。
身勝手な考えかもしれないけど、夕陽の色を重ねた絵はまるで、お姉さんと檸檬がともに過ごした美しい夕暮れの時間と思いをようやく共有できたように見えた。
絵の具の表面が乾くのを待った後で、僕は再び絵を壁に掛ける。絵の下の“夕紅と檸檬”と書かれたプラスチックのプレートに夕陽の赤い光が反射していた。
後ろを振り返れば、夕紅の秋のはじめの透き通った空が窓の外に映る。
窓を開けて爽やかな風を受けながら窓のサッシに上半身を預けつつ、僕は物思いに耽った。
きっと秋のはじめになるたびに僕は高校生のお姉さんと金色の犬の檸檬、そして金髪の少女のことを思い出すのだろう。
あの日のレモンティーのように、やさしい甘さと爽やかな香りとほんのりとした苦さを伴いながら。
夕紅とレモン味 螢音 芳 @kene-kao
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます