「見えないよ」を含む小説

『HEN-TEKORIN』 　これがぼくの名前。ちっさいオッサン！　なんて言わないで欲しいなぁ。タキシードを着て、ビシッとキメてるんだし、たまには魔法も使えるんだから。 　ぼく…

熊になりゆく男とそれを見守る「わたし」。 元生体兵器のふたりの、末路のはじまり。 ＊＊＊ 血のにおいにつつまれて、「わたし」は回想する。 軍の施設で出会った生体兵器の「お前…

　俺は、めがねを泉に落とした。 　そうしたら、泉の女神が現れた。 　こんなのもう確定演出だろう。 　この時、もはや俺は勝利を確信していた――勝利以外、見えなかった。 　それが…

「その眼鏡どこで手にいれたの」 「JINSで5000円だった」 「市販！？」 KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～参加作品。 第8回お…

KAC20248　お題『めがね』 めがねを踏んづけて壊してしまった人の話。ぼやけているにも関わらずあまりにも解像度の高い内容になってしまいました。 もしかすると、少しだけ今の自…

　主人公は、作家という職業に固執して生きるしかない不器用な男だ。この男は妻帯者で子供もいるが、家族からみればはた迷惑な奴であった。おおよそ愛とは無縁な生き方をしてきたせいで、十年…

フリーマーケットで見つけた古びた眼鏡。男はそれを「透視眼鏡」と称して売ろうとするが………

キャスト・アウェイの創業者――ロス・ブラインドは、かつての創業メンバーに渡したい物があるという。 その運び屋として白羽の矢が立ったのが、どこにでも居る95歳の老眼OLだった。 …

十数年前の事。 突然世界中殆どの人間が消え、空は暗闇に覆われた。 そんな中、残っていた者はとある場所に集まっていた。 そこにだけ小さな光が差していたから。 そして、そこで育っ…

都会に憧れるメガネ友達二人とともにシェアハウス！ 男三人で暮らすということで入居を断られる中、安い広い大家さんが優しい素敵な物件と出会う。 新生活にも慣れたある日、リビングに霊が…

みんながマスクを外した頃、特殊な眼鏡で目元を見えなくする通称メガネちゃんが増えてった。あたしが出会ったメガネちゃんはとてもきれいな目をしてて……

津波に飲み込まれて気がつけば白い部屋にいた。 集められた男女は皆同世代に見えた。それぞれが不安を抱えるなか示されたメッセージは『－生き抜くための力が必要だ。スキルを選択してスタ…

眼科からコンタクトを禁じられ、特別な眼鏡を手に入れたアイドル、蓮実みはる。その眼鏡を通じて人々の自分に対する好感度が数値として見えるようになった彼女は、好感度のために行動を開始す…

最近目がかすむ私は、眼鏡屋のお嬢さんに声を掛けられ、手を引かれるが……。

　姉と弟が車の中で喋る話です 　 ※カクヨムの ♯KAC20248 タグ、お題『めがね』＆文字数800字以上。 ※短話連作ぽくいくつか続いています ・#1 これは発車３分前に到…

　カタンと揺れて、目が覚めた。 　暗い車内に、一瞬ここがどこだかわからなくなる。 　仕事帰りだった。週末の疲れ切った体を引きずって電車に乗り、数駅やり過ごす間だけの短い惰眠を貪っ…

女子高生の加藤恵純（かとうえじゅん）は、魔導工学技士の祖父からもらっためがねで何でも見えていた。

非眼鏡ユーザーには実感しづらいと思うのですが、必ず視野に「見えない」場所が発生するんですよ、眼鏡。