「眼鏡」を含む小説

18歳、来年度からの社会人生活に鬱々とした思いを抱えたまま惰性を貪る私は、 暇つぶしの為、なけなしの小遣いで本を買い漁る日々を過ごしていた。 最新機種のスマホを放り出し、芋ジャー…

血中アルコール濃度が高い時のみ書く小説 基本的に酒飲みが酒とつまみの話をするだけの話の予定だけど、酔っ払いにそんなことは関係なくなるのです。 なお筆者は別に酒に詳しいわけではない…

そわそわと落ち着くことなく、其の時間を待つ。 待ち合わせの時刻はまだまだ先だと、壁に掛かっている時計はゆっくりと時を刻んでいる。

坂の上に歪な家が建っていた。 僕らはそれを、九龍城と名付けたのだった。

僕はヘカトン・ダイナミクス社のロボっ娘メイド、通称「ヘス」を契約した。 花びらのようなフリルのエプロン、ミニのワンピースに絶対領域が眩しいニーソックス。 前髪ぱっつんベリーショー…

紅葉（もみじ）家の弟として生まれた竜太（りゅうた）は姉の由美香（ゆみか）に思春期の辺りから好意を抱き、段々と惹かれていく。 相手の由美香も満更ではないらしく、竜太を一人の男性とし…

朝起きたら、隣に裸の女の子がいた……ようなんだけど、眼鏡がないので何も見えない！　いや、それどころか、女の子なのかすらはっきりしない！　もしかしてコイツ、幼馴染の弟！？　これが男…

マザーグースの歌「十人のインディアン」をモチーフに詩を作りました。アガサ・クリスティの推理小説の方が有名かもしれませんね。 ラノベの世界ではコアなファンがついている「眼鏡っ娘（…

カランカラン。 少し都会から外れた喫茶店が僕のお気に入り。 その店の少し背が高くて釣り目の眼鏡をかけた若い男の店員さん...。絵を描いていると甘い珈琲。仕事をしていると苦いブラッ…

　主人公、東秀介は15歳の高校1年生。東の通う高校は偏差値70超えの名門校だが、今まで勉強しかしてこなかったためクラスではただのモブキャラだった。そんなある日席替えで隣に座った女…

明日、進学のために町を出て行くという娘とその母親は、海の見える丘から波打ち際を犬の散歩で歩くのが日課だった。そして、その散歩では彼女らが「のっぽさん」と呼んでいる青年と過ごす時間…

片平智子35才 既婚。 大手食品会社開発チーフで 旦那は同じ会社社長の息子 家は都内一等地の高級マンションで なに不自由なく暮らしている これが世間から見た昼間の私。 けれ…

人間関係に不器用な生物教師高槻と素直で元気な高校生竜平の甘々な日常。 タイトルごとに読み切りになっています。時間軸などが前後する場合もあります。 よろしければ他カップルを描い…

第2回 IIVクリエイターアワード　最終選考作品 https://twofive-iiv.jp/award/announce/ ある日、世界はファンタジーな異世界へと変貌した。…

四月。桜の花びらが揺れる季節に、それぞれの旅立ちの時を迎える。 最後までマンションに残ることになった一平は、この一年余りの記憶をたどっていく……。 ルームシェアをする五人のゲイ…

初夏の夕方、小学校のパソコン室でやりとりをする理央と美晴のふたりを書いた話になります。 プログラミングに夢中で美晴の「外に出ようよ」とせがむ言葉に理央は一体どう反応するのか？ ま…

沖縄に帰ることを決めたタカ。自分が居なくなってもルームシェアを続けられるよう手配しようとするタカに、一平は「ルームシェアは、お終いだ」と告げる。山手線を巡る追憶、一平は思いを打ち…

入学式後に、学生証を人質に取られ『帰宅部』という部活に入部する事を余儀なくされた、主人公前野。本来ならば、部活に所属していない者の事を指す言葉である『帰宅部』。しかし、この学校に…

阿山鏡一朗は、ひとり暮らしをしていること以外は平凡な男子生徒。 『進藤直路』の彼女である『百代曜子』への好意を秘めつつも、それなりに平穏な学校生活を送っていた。 しかしあるとき、…

羽田空港国際線ターミナル。一平は展望デッキでジャンボジェットの白い機体が灰色の空に消えていくのを見ていた。 「僕……タカさんの死んだ恋人に似ていますか？」 一平は、帰国したカメラ…