「昔話り」を含む小説

日本に似ているが少しファンタジーな世界ラースの中の小さな国、ヒノモト。 その更に辺境の田舎に住む青年ナキオは、類いまれなる剣術の天才だったが、その能力を畑の害獣駆除程度にしか使わ…

むかしむかしのことなのかもわからないけれど、首のない鶏が、家の縁側に吊るされておりました。鶏は既に死んでいましたが、何故か意識は残っていたのです。暗闇の中を、かつて見たトンビのよ…

　ティトゥス·アンナエウス·セクンドゥスはナザリック地下大墳墓第10階層の大図書館アッシュールバニパルの司書長であり、同時にスクロールの製作担当でもある。 　図書館に在る蔵書の全…

他人の死期が見える少年の、誰にも認められないさびしさの、誰にも知られることの無い聖夜のおとぎばなし。

童話風の作品です。 幸せは決してお金だけではない。 そんなテーマになっています。

塚宮　はつよ様主催の企画「曲を聴いて想像を広げる会」参加作品です。 好きな人に会えない切なさ、もどかしさ、絶望感など、ご指定の楽曲「Stay The Night」から感じたイメー…

こちらは筆者が書いた長編小説「センコウセンコウ」から派生したおとぎ話のようなものです。「センコウセンコウ」の登場人物の一人「シュチャク」が語るお話の一部という設定になっています。…

　小森雨太‏（https://twitter.com/comori_uta）様の課題『#輝く竜の鱗の物語』を基に短編を書かせて頂きました。 >【お腹を空かせた人間の子供を見かね…

ー御伽話ー それは、桃太郎やかぐや姫、赤ずきんちゃんや人魚姫など。 誰しもが一度は読んだことのある童話のこと。 もしも絵本の中の人物が、自分の意思で動いていたら？ もしも絵本の…

滝からの転落により産まれた桃太郎。 その体には消える事のない炎が灯されていた……。 自分を棄てた父親の血族・鬼に復讐すべく、桃太郎の拳が爆ぜる！！

老人は先が短い事を覚悟していた。 そんな老人を見舞う謎の少女。 二人の織り成す、ほんのりと心温まる昔話――

時は江戸中期、将軍徳川吉宗の時代。妖怪の現れる下野ノ国は、近隣から「化ノ国」と呼ばれ忌み嫌われていた。長きに渡り妖怪と戦い続ける中で、妖怪討伐に特化した一人の少女、志乃が現れる。…

白雪姫と王妃が拳で戦うストーリーです。 主人公が燃えます（物理的に）。

子供の頃、チョウの交尾を見たんだ。初めて見たから最後まで見ちゃってさ。終わった後、一匹が俺の方に飛んできてさ――何か、つい、捕まえて蜘蛛の巣に掛けちゃったんだよね。 バーの片隅…

彼岸花の下には死体が埋まっているかもしれない。

この記録は私――スティラ＝ハインケスの記録である。私は今までにも旅をしてきたが、今回は不可解なことが数多く起こったので、今後の研究資料として、ここに記すものとする。 今から２０…

あら、おはよう。 今日は少し肌寒いわね。 ...！ もう、冬なのね。 そういえば、アナタと出会った日も雪の降る日だったわ... 少し、昔話をしましょうか byルミエラ …

シロを無理やり借りた意地悪じいさんは掘らせますが、出てくるのは瓦礫ばかりでした。 意地悪じいさんは激怒しますが、このじいさんは知識に対しても貪欲でした。 自主企画参加作品です。…