「【ふたり】」を含む小説

　幼馴染の二人が交わした約束。それは『ふたりで鳥になる』という、奇妙なものだった。 　その約束を叶えるため、二人はそれぞれ違った方法で、鳥になることを目指す。 　夜鷹が選んだのは…

【約４０００字短編】唯花は母親とふたりで花屋さんを営んでいる。しかし売り上げは芳しくない。母親には黙っているが、彼とも上手くいっていない。かつて誰かを楽しませたくて手品をやってい…

　中学二年の秋、麻由子と瀬里奈は憧れの先輩たちが空き教室でキスをしているところを目撃する。瀬里奈はショックを受け、泣き出してしまい、麻由子もその映像が頭から離れず夜も眠れなくなる…

高校生の伊倉総次は、半年ぶりに家に戻ってきた父親に住んでいた家を売られ、転校を言い渡される。 仕方なく行った居候先には、美人の母親と娘ふたりという女性だけの家だった 水無月家を舞…

　この世界では、十歳になると洗礼の儀が行われ、すべての民に<職業>を与えられる。 　その洗礼の儀の場で<職業>を得られなかったステラは、王太子によって魔属の烙印を押されて、追放…

ばら積み貨物船「明星丸」の二等航海士・奈良橋茜と、一等機関士・北原茉子。 司厨（船の調理担当者）がいない「明星丸」で、ふたりは今日も〈船ごはん〉作りに励みます！ ◇次の話はこ…

【ふたりの親愛はピアノの連弾のように奏でられた。いざもう一人の弾き手を失うと、幸福の音色も、物足りない、隙間だらけのわびしさばかり残ってしまう。】 ピアノの響く家には、ふたりの姉…

あらすじ 　清純可憐――見た目だけは――な絶世の美少女ウィッチタブルー。 　騎士装束も凜々しい美少女アナ。 　ウィッチタブルーは帝国との争いによって母を失ったイシュタルの巫女の末…

神出鬼没と言われる小説家がいるが、その担当になった男性の過去に風俗通いの経験があった。彼は大学祭に出品するためのシナリオを書いていたが、風俗の女の子も小説を書いているという話を聞…

　私は体育の時間になると、決まってある場所へ行く。そこでは彼女が、ピアノを弾きながら出迎えてくれるのだ。 　私――安芸《あき》が東雲《しののめ》のもとに入り浸るようになって、そろ…

立花瞳は三十歳を迎え、小さな会社で契約社員として働いていたところ、たまたま訪れた店で中高時代の同級生だった男・水琴真魚と再会する。 真魚は幼い頃の病により声が出せないものの、雑貨…

泣いているお姉さんを自室に連れ込んだ女子高生が、なんやかんやとお姉さんと一夜を共にするお話です。

「才能がない」「やっても意味がない」「無駄だ」そう言われた経験は、ないだろうか。 やりたいことがある、もしくはやり続けたいことがある。 だけど、周りから否定される。馬鹿にされる。…

　――ああ、また発作だ。 　原因不明の首の苦しみ。不定期に襲ってくるそれのために保健室登校を余儀なくされている高校二年生の板野 ミキ。 　今日も苦しみに悶えていた。――そんなと…

一軒家へ引っ越しをした純と真白。 これから始まる新生活に、期待と不安が入り混じる。

ハルはどこにでもいる普通の高校生、ある日、夕暮れの教室で『アナタ』から五線紙ノートに『アイ』の言葉をもらう。突然の告白にハルは戸惑うものの…… 五線譜上でふたりだけの連弾が静か…

新婚夫婦が不運な事故に見舞われた！ 夫婦はあの世で神様のお願いを聞いたら、記憶を持ったまま生まれ変わらせてくれたのだが… 現世で記憶が戻ったら、美少女中学生に！！ しかも、…

占星術などスピリチュアルな知識はあるが霊感のないエマと、 知識はないがセンスで霊力を駆使する塔子。 廃部寸前のオカルト研究部で運命的に出会ったふたりを、 壁になったり、床になった…

【カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品】 私、篠原涼花（しのはらすずか）と、彼女──茂木百華（もてぎももか）。 高校陸上部で4×100メートルリレー──四継のメンバーを務…