「待つ」を含む小説

ある朝、３歳の息子が妻のアルバムを見ていた。 覗き込んだ俺は、そこに見たことのないプリクラ写真を見つける。 しらばっくれる妻。 思わずケンカをしてしまった俺は・・・。　　 本作…

地上300メートルに浮かぶ巨大なフラットドローンの上。足元の電磁床に浮かぶマークは15番。マークの向こうに透けて見える都会の夜と、ひときわ明るくライトアップされた王立競馬場と、俺…

短編小説、純文学を意識して描き興してみました。 モデル的な構想としては見送る少女でして 悲しさに一つの希望を待つ様な少女の心情を視点に根幹を置き 自分の語彙と言葉選びを全力を使っ…

　内田は上司の涌井課長につき合わされて砂金採りに行った。この時、運よく砂金の大粒が採れたのだが、その翌日、涌井課長の家から、砂金の入った小瓶が姿を消す。 　ここに砂金があることを…

高校2年生の夏、相原翼は右腕の神経を麻痺させ、選手続行は絶望的と診断される。そんな中、翼は入院中の少女、篠原愛澄花と出会う。愛澄花は翼と違い、臓器提供を待つ余命3年の少女だ…

２０ＸＸ年。人類は魔素を観測することに成功した。 同時に、観測されることによって活性化された魔素はあらかじめ埋め込まれていたプログラムを実行し、各国に迷宮『dungeon』が生ま…

　会社の忘年会の後、二人の男は終電に乗ったまま居眠りをしてしまい終点駅まで行ってしまう。始発電車が出るまで、近くのファミレスで過ごすことになったのだが…… 注1(現実の鉄道会社…

あまり売れないSF作家、降旗久七は遅い時間に地元駅まで帰ってきた。彼の足取りは重く、改札外で彼の帰りを待つ作家志望の女子校生、東儀沙穂。彼女もいつものような快活さも無い。それもそ…

トイレのドアを開けるとそこには広大な砂漠が広がっていた。突如現れた土偶たちに導かれた先に待つものとは……。 この作品は小説家になろう(https://mypage.syoset…

pvありがとうございます！ 　王子の婚約者ベティリーネ・メルケルス公爵令嬢はアンナナリセル・コヨベール辺境伯令嬢と学園で友人になった。 　彼女は時々奇妙な言動をすることにつ…

こんなにもワクワクしながら来訪を待つのはいつぶりだろう。クリスマスの夜、両親がプレゼントを買ってかえる時、それとも大好きなゲームの宅配の時、それ以上に私は楽しみにしている。 待っ…

獣使いの仕事に、陽の目が当たることはほとんどない。挙げた手柄は、騎馬に乗った武者の、猟犬を連れた狩人のものとなる。どんなに丹精込めて獣を育てあげても、飼い主に文句を言われることこ…

七色に輝く虹が一年中架かる国、虹星国《こうせいこく》。それはある少女と烏の希望の力によって造られた国であった。 建国から幾星霜が経った平民街にある少女、—後に『虹星国書』にてそ…

武器×銃器×魔術=ハンター！ これはコンプレックスを抱える1人の少女がそれを克服する物語。 これはそこに至る長い道中で、本人とは全く関係ない様々な陰謀に巻き込まれる物語。 そ…

『 きみの嘘。ぼくの罪。すべてが「まぼろしだ」としても 』　スピンオフ

なんでもない平穏な時間を切り取る。 自身への問いかけや生き方の選択肢などに思いをめぐらせたり、ふとまわりを見渡して観察したり、そんな私のエッセイ。

気が付くと僕は駅で電車を待つ列に並んでいた。だけどどこの駅か分からない。どうやら酔っぱらっている間に知らない駅にきてしまったらしい。駅名を確かめようと、列を離れようとした僕を見知…

グランディール国でもっとも将来を約束されていたはずの少年、フィン・デ・ダナーンは、宰相オーギュスト・ド・フェランのクーデターにより一日にしてすべてを失った。 目の前で姉を殺され、…

　清華高校の裏手にある人の近寄らない旧校舎二階には、目元に赤い布を巻いた一人の青年、魁輝月海(かいきるか)がいる。 　そんな彼に毎日放課後、会いに行っているのは女子生徒の鈴寧暁音…

年の離れた兄妹（従兄妹）、大学進学を機に離ればなれになって暮らしていたが、妹も高校進学のため通学しやすい兄のアパートに住むこととなる。 しばらく会っていなかった兄が豹変、オタクラ…