「身分差？」を含む小説

ここには、嵐を鎮める為に海神に生贄を捧げる風習があった。生贄はこの地を治める支配者の妻でなければならない。だが妻を差し出せないときは、身代わりの女を一夜の妻として神に捧げるのだっ…

山河 森乃(やまかわ もりの)は、どこにでもいる普通のOL。 ただ一つ。 神さまに溺愛されていることを除いては… ぐだぐだ神さまが推しに粘着する話。

拙作「群青の空の下で」に出てきたコリンシアとティムを主人公にした外伝。 「タランテラの悪夢」と呼ばれた内乱が集結して６年。立派な若者に成長し、晴れて竜騎士となったティムは復活した…

　魔術を欠片も使えないが、魔術への抵抗力が天才的に高いコゼット。 　国でも指折りの監察魔術士、ジニアスの助手として働いている。容姿端麗で有能なジニアスではあるが、仕事以外のことに…

”王女“という身分に嫌気が差し、今の生活を変えてくれるきっかけを探していたリーゼロッテは、ある日暴漢に襲われていたところを一人の少女に助けられる。 何度か会う度に互いに惹かれ合う…

伯爵家のルーカス様（10）、見た目は天使。だけど中身は「僕の妻になって一生お菓子を作り続けろ」…って腹黒なんですが!?　妖精を魅了するお菓子を作るソフィア（庶民）の”とんでも結婚…

中身は普通だが顔が怖いと言われる騎士ヴォルフは今日も後輩から怖がられていた。そんなある日、同期のクリストから剣術大会があることを聞かされる。しかも景品付き。しかもそれは国宝らしい…

　ひとりでに靴ができあがる靴屋。誰でも簡単に英雄になれる理想郷。無人の屋敷の脱出不可能な部屋。これらはいずれも、妖精と呼ばれる不思議な生命体が引き起こす現象である。 　それらを研…

　ブルムランド王国へ逃げてきたギルは、歌手としての才能を認められるが、黄金竜に攫われてしまう。 歌姫ギルの数奇な運命……。

サルトは剣闘士として円形闘技場に立っていた。その小柄な見かけとは反する剣の才に、目を惹かれたアカメイル（海の民）のラドゥケス。 この出会いの後、ラドゥケスはすぐに都に呼び戻された…

公爵令嬢グネギヴィットは社交界の華。 王太子との婚約を目前に控えていたのだが、突然にもたらされた故郷からの知らせが、グネギヴィットの人生を一転させることになる。 そんな彼女の前に…

――誰だ、この鏡に映っている美しい女性は。……あ、わたくしのことか。 「ご自身を随分と過大評価しているのですね。謙遜は美徳ですよ、姫様」 残念ヒロイン（王女）と辛辣ヒーロー（侍…

王宮勤めの騎士が、三年ごとに与えられる一月休暇。 ヴェンシナの帰省に便乗し、辺境の村を訪れたランディは、村人から『魔女』と厭われる娘フレイアシュテュアと出逢う。 互いに強く惹か…

両親を喪った日から六年――リリーは弟妹たちを守りながら、穏やかな日々を送っている。 ゆえに、その男との出会いは、リリアナ・リシュカにとって災難でしかなかった。 「私は、あなたを許…

これは角持つ人々に寄り添う者たちの物語。 1人の天才と、1人の凡才と、1人の少女。 彼らの考える歩み方の物語。 【その角に色を見る】 愛の重い客のところへ向かう彩角師である流水は…

俺は平泉時雨。 私立能立中学の３年６組だ。 突然だが、みんなは、 ”平等” って言葉に関してどう思うだろうか？ 学校とかでは、「みんな平等です」とか「差別はいけません」なんて…

森に七人の木こりが住んでいた。 彼らはみんな叩けばほこりの出る身の上で、木こりになるまでろくな人生を送っていない。他にできることがないので仕方なく肉体労働の木こりの仕事をしている…

宮廷料理人となったメイリンは、ひょんなことから王に拝謁することとなった。 　王リーシンはなかなかの美男子だったが、身分の違うメイリンとは住む世界の違う人だった。 　そんなメイリン…

〝森深き国〟ヴァルトラント王国の騎士・ハンスは、王太子妃となる姫君を招く舞踏会で、奇妙な少年に出会う。 王国の警護を任されるハンスは、素性の分からない少年を訝しむが、意外にも少年…

　イケメンが恐い。そんなトラウマを抱えたサラリーマン(独身)は、魔力の強さが人間の価値を決める、魔法至上主義な異世界ネコリオンに転生してしまう。 　なぜか国内でも有力な侯爵令嬢…