「秒」を含む小説

五月のよくある気持ちのいい日。ひとりで過ごすこと、誰かと過ごすこと、その意味と神秘。神は一日、十分、一秒に宿る。 間テクスト性に興味があります。過去の作品と平行関係をつくること…

暇な時間にさらっと書いた短い小説です。 気が向いたときに更新します。気が向いたときに読んでみてください。

アンドロイドの少年が目を覚ますと、傍らには瀕死の少女が横たわっていた。 死ぬまでの間、話し相手になってほしいという少女の願いを聞き入れる少年。 しかし、少年の頭の中では警告音が鳴…

LisPon×カクヨムの企画「最後の５分間」をテーマに書いたSSです。家庭教師×生徒の最後の五分間。そこには、思いがけないドラマが？！ ちなみに、著者がそれなりに演じながら読ん…

　加藤拓海というチンピラの暴力によって、全身麻痺障害を負うことになった正木亮二。 　復讐の念に懊悩する亮二の元に「分配者」の使いと称する不潔な男が現れる。 世の中の不幸…

私と君は３年前に出会い、2ヶ月前に別れた。恋愛的な意味ではなく、ただ単に高校に入学し、卒業したというだけだ。 都会に住む私と地元に残る君を隔てる距離は、バスで5時間。それでも、…

「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーション・コンテスト 」参加作品 　どうか皆様も愛しい人との別れを、最期のその一秒まで大切にできますように。

静かな空間に一人の男。 男は自分に課せられた指令を遂行するため、最後の五分間をカウントアップする。 その五分──三百秒は何を意味しているのか？？ ※当作品は、「LisPon×カ…

１０秒で楽しめる詩を書きました。

１９８２年生まれのアラフォーなのに一人称が僕の私が、ゲームの多い人生を振り返る楽しいエッセイのパチモンです。 トンネルくぐればゲームあり、 河を渡ればゲームあり、 坂を登ればゲー…

「なあ、お前の初めてって何秒？」ある日、男はそう僕に言った。そいつと出会ってから僕は、毎日の「初めて」を切り取るようになった。そして気付いてしまった。僕に生きる意味はあるのだろう…

　私が目を目を覚ますと周囲は真っ暗で何故か青と赤のボダンが置かれた机の周りだけは明るかった。 　前後の記憶はなく、私は考えなしにボタンを押して意識が暗転する。 ※IFとして書いて…

『時』には名前が付いている。時間の定義があるからだ。ならば、その定義が無くなったとしたら……？

傷はずっと、残り続ける。 行為で云うならそれはたった数秒のこと。なのに消えることをしらない。 ＊本作は自傷行為や残虐描写を多く含みます。予めご了承ください。

『私はこの世界に生きる理由が見つからない』

――砂時計の砂が落ちたら私、きっと死ぬんです。 『砂時計の砂が落ちるまで』だけを共通テーマに様々な人の心情を描いた短編集。 短い間に人は何を思い、人は何を願うのか。 ※表題…