1982年に生まれたらゲームで人生狂った件
なかいでけい
もくじ
まえおき
すべての平行世界でゲームをしよう
1982年に生まれた僕は、今年3回目の戌年を迎えた。
もう、あと年齢の2倍を生きることは難しい年齢になって、なんとなく死というものが近づいてきたことを感じるようになってきた。
そうして人生を振り返ってみて、なんと自分の人生はゲームに支配された人生だったのだろうかと驚かされる。
まあ、振り返らなくても知ってるんだけれども。
気が付いたらゲームで人生狂ってた!
というわけではなく、もう明らかに選択的にゲームと一緒に肩組んで狂った人生をランデブーしてきたのが僕なのだから。
たとえどんなに平行世界が無数にあって、そこにいろんな僕がいたとしても、どいつもこいつもゲームしかしないに決まってるのである。
全員が全員、すべての子供のころの僕は、少しでも長いことゲームをしようと、土日ともなれば早朝4時に起きて、家にひとつしかないテレビの前で、ファミコン/スーファミ/プレステのスイッチをつけて、まだ薄暗い部屋で毛布をかぶってコントローラーを握っているに違いないのだ。
とにかく、1982年に生まれた僕の人生はゲームに支配されていた。
今ではレジェンド級の扱いを受けている、その時、その瞬間、最新の恐るべき技術によって作られた超革命的なゲームが、半年ペースでポンポン出ていた時代に、小中高と成長していたわけだ。
少しだけ例を出そう。
下の一覧は、リアルタイムで僕がプレイしたゲームの発売年表だ。
1988年(6歳) ドラゴンクエスト3発売
1990年(8歳) ドラゴンクエスト4発売
1992年(10歳) ドラゴンクエスト5発売
1994年(12歳) ファイナルファンタジー6発売
1996年(14歳) バイオハザード発売
1997年(15歳) ファイナルファンタジー7発売
1998年(16歳) バイオハザード2発売
メタルギアソリッド発売
1999年(17歳) ファイナルファンタジー8発売
2000年(18歳) ファイナルファンタジー9発売
ドラゴンクエスト7発売
この調子なのだ。
本当に本当に、ゲーム知らないひとが万が一みても、なんとなくタイトル知ってそうな奴だけあげてもこうなる。
本当は、高校受験する年となる1997年はファイナルファンタジータクティクスやらサガフロンティアやらソウルハッカーズやらも出た、本当にヤバい年だったりするのだが、ネームバリューとしてひとつ落ちるので、書かなかった。(結局書いてるけど)
そういうわけで、自制の効かないゲーム大好き少年だった僕は、さばききれないほどの恐ろしい勢いで神ゲーと呼ばれたゲームたちが発売された時代、学生だったわけなのだ。
言い訳終わり!!!
――とにかく、すべては幼稚園のころ、両親がドラゴンクエスト3とともにファミコンを買ってきたところからはじまるのである。
これは、最近カクヨムで近い世代の人たちが書いているアニメや小説論のエッセイを読んで、自分も真似してみようと思ったものの、書くほどのこともなく、ただなんかエッセイのパチモンの思い出し日記みたいなのしか書けない、愚かなおっさんの、回顧録なのである……!
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