なんかしらんが、とにかくファミコンがあった
もっとも古いゲームの記憶は、3歳だか4歳のころ、近所の年上の子にうっかりついていったら、その家でなにかテレビでゲームするやつをやっていた、みたいな、漠然としたやつだ。当然タイトルも分からないし、そもそもハードが何かだったのかすら分からない。
その次のゲームの記憶は、夜、目を覚ましてリビングを覗き込んだら、母親がドラゴンクエスト3で、ばくだんいわと戦っているところだった場面である。これは幼稚園年長のときの記憶だ。
聞いた話ではどうやら僕はその後まもなくドラクエ3をクリアしているらしいのだが、まったく思い出せない。
ただなんとなく、プレイをはじめてごく初期のころに、母親に「アリアハンにいるモンスターを全部たおしたらロマリアにいく」と宣言するも、「全部たおすことは不可能だ」と諭されたことは、なんかうっすら覚えているような気がする。
しかし、それ以外に自分でプレイしたときの記憶は、ほんとうに思い出せない。
中学生くらいまでは、なんかいくつかエピソードを覚えていた気がするのだが、これが老いというものなのだろう。
とにかく、気がついたら、ファミコンとドラゴンクエスト3と、あとスーパーマリオが、我が家にはあったのだ。
それはなぜか。
それは、音楽が大好きだった両親が、あるときドラゴンクエスト3の音楽を聴いて、「NHK交響楽団が演奏してるの?! マジで?!」みたいなテンションでCDを購入し、こんなすごい音楽を使う、ニュースで話題の「どらくえ」ってやつは、どういうモノなんだい! という興味から、購入に至ったからだ。
そういうわけで、我が家にはファミコンがあった。なぜ一緒にマリオを買ったのかはよく分からない。よく分からないが、このマリオは結局誰も一度もクリアすることはなかった。その後も、この歳になるまで一度も、初代のスーパーマリオをクリアできたことがない。
何を隠そう、ゲームが好きだ、ゲームが好きだ、と言ってはいるが、僕はゲームがそれはそれは下手くそなのである。反射神経は人一倍なく、いまでもモンスターハンターなどでは友人の足を引っ張る係として頑張っているくらいだ。
閑話休題。
とにかく以上が、僕のゲームのもっとも古い記憶である。
ちなみに、ドラゴンクエスト3は大好きなゲームで、その後リメイク含めて10回以上プレイしているのだが、この回顧録ではあくまで最初の衝撃的なところにスポットをあてていきたいので、あまり触れないことにする。
何かもっと、ドラクエ3に対する感動とか思い入れがあったはずなのだが、思い出せなくなってしまった、というのもある。とても悲しいことである。
こういう風にならないためにも、みんなTwitterとかでいっぱい感想をつぶやくといいと思う。一生ネットに残るからね。
このあとドラゴンクエスト4も当然プレイするのだが、ドラクエ3と大差ない記憶しか残っていないため、割愛する。
本題はその次からなのだ。
スーパーファミコンと、ドラゴンクエスト5が僕の人生に出現するのだ。
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