「グルメ小説」を含む小説

新婚生活第一日目の朝に、克己は魚が苦手だと発覚した。 相手の嗜好を気付かなかったことに衝撃を受けたが、問題は前日に買った秋刀魚であった。 「苦手だけど食べることはできる」という克…

俺の娘はニンジンが大嫌いだった。 カレーライスのニンジンを残そうとするから、妻がぽつりとつぶやく。 ニンジンを全部食べたら、とろんプルーンなお肉を作ってあげると。 その言葉に俺だ…

明け方、疲労困憊で帰宅の途についていた男。 唐突何か食べたく鳴った男は「おにぎり」と看板を掲げた店を見つけるのであった。

疲れて帰ってきた君の笑顔を見たいから。 きみとたべたい　うちごはん

今日のランチは『彩り野菜の肉々しいロコモコ豆腐』。キッチンカーのお兄さんは記憶に残るほどのイケメンとはいえないけれども……

ドン・ヴィットーリオ率いるホッヅォ・ファミリーの若き幹部「太陽のナッシモ」が籠るカジノが、敵対するヴェスギーノ・ファミリーの構成員に囲まれた。 膠着状態に陥った抗争を納めるため…

ピエロギ。うまい。 料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト参加作品。

佐倉洋食軒は地域の人達に愛されるお店だ。子供の頃から通っているという、常連さんのみずえさんには、大好きなオムライスの食べ方がある。でも、みずえさんには深い悩みがあって――。

（リュウジ×角川食堂×カクヨム　グルメ小説コンテスト参加作品） 　東京・上野の街角にはたいそう繁盛しているレストランがある。 「拉面炒饭团子食べまくりの館」だ。そこは中華料理店で…

グルメ小説コンテスト参加作品 隠れた名店探しが趣味の大原と小此木は怪しいバーを訪れた。その名前は「Cambria kitchen」そこでは現代にはあり得ない奇妙な生き物が皿に並…

　※単体でも楽しめますが、拙作「Phyllobates terribilis-そして魔王は今日も空腹-」(https://kakuyomu.jp/works/1681692786…

地元暮らしの兄のスマホへ、妹の芙美から１件のメッセージが入った。 「最強のラーメン屋始めました」 そしてFoodreマップの地図座標。 返事を返しても未読スルーな妹を心配した兄は…

うっかり異世界転移してしまった栗栖しのは、異世界でレストランを開店するが。 特に料理は上手くもなく、下手でもないと言った程度。 なにか特徴を出さねば、ととりあえず、料理名を長…

「ならば聞かせてやろう、俺のステーキにまつわる話を」 先輩はそう言うと、聞きたくもない昔話を滔々と話し始めた。

ここはお客様のどのようなご注文にもこたえるレストラン［わがままレストラン］、今日も夢のメニューを求めてお客様がやってくる。

人々に親しまれる喫茶バシーノ。 そこの店主バシーノさんのたしなみは、独りで錆び味の紅茶を飲むことで。 料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム　グルメ小説コンテスト応募作品。 …

ある日、羽菜は１匹の子ぎつねを助けた。 すると翌朝、ひとりの少年が羽菜の家を訪ねてきた。 「あの時助けていただいたきつねなのじゃ。お礼にきたのじゃ」 そして少年は、料理が苦手な羽…

山奥に住むオルロは、ある日、一人の少女を拾う。 記憶も、言葉も、知識も失っていた少女は、たった一つだけ、記憶の中の料理について口にするのだった。

同棲をし始めた、料理好きの美玲と、キザな言動を難なくする拓実。 週末の朝、拓実が起きてこないので、美玲が起こすためにドリアを作り始めます。 「料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨ…

【まえがき的なやつ】 『料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト』への参加作品でしたが、落選したのでエブリスタの『新星ファンタジーコンテスト　料理/グルメ』に…