「現在から過去へ」を含む小説

大学生になったばかりの梅若佐保には、ひとつだけ悔やんでも悔やみきれないことがあった。 高校で唯一仲良くしていた美術部の後輩、茜谷まほろが事故に遭うきっかけを作ってしまったことだ…

三年前の晩秋のある日、未明に一つの事件が解決し、早朝に一つの事件が発生した。解決した事件は幼児誘拐事件、発生したのは高齢者の暴走運転による死傷事件である。一見まったく無関係に思え…

再編集＆再投稿 『い、痛てえ！』 ぶつかった衝撃で、吹き飛ばされた俺は、空中を飛びながら、何故か冷静に懐に抱いたその小さな物体を観察していた。 『茶色くて・・・ん、きつね色？モ…

※自主企画 『筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】』参加作品です。 坂の上に住む美冬と、坂の下に住む秋人は幼馴染。 雪の日に遊んだ、楽しい思い出。 雪の日に事件が起きた、苦い思い…

「イマ、何を考えているの？？？」 カノジョが訊いた。 カレは、今考えていたコトについて考える…。 一体、何を考えていたのだろう…。

　宇宙一正確に時を刻む時計塔の管理人トゥール、その義妹ビヨン。 　街外れの時計塔で一緒に育った2人は、いつの頃からか互いを異性として意識するようになっていた。 　ビヨンに自分の想…

兄の帰省で弟、裕二と久しぶりに再会することとなった。都会へと巣だった兄と、地元に残った弟が、現在と過去の追憶のなかですれ違いとわだかまりを清算してゆく。夢を追う兄弟の青春小説。

全て実話です。 何も見えなくて何もかも忘れさせた僕の初恋から現在までに起きた僕の出来事を全て書き残します。 実話ですが登場人物の名前や地名はプライバシーの保護の為に変えていますの…

初投稿作品です。 例えるなら熱帯雨林？ 約20年前に遡る、僕と紫鬼2人の物語。 ※ノベルアップ＋様にも投稿しています。

かつての同級生が爆殺されたニュースで亜紗美たちの日常は奪われた。同窓会に現れない親友。会場に届けられた死者からの手紙。浮き彫りとなる友人の忌まわしい過去。失踪した親友を探す亜紗美…

時間に終わりがあるのだろうかと考えた時、たぶんそれは「生」の終わりを考えている。 実感はあるけど実体がない、それが僕たち人間にとって、時間というものの本性だ。

幸せを求める為に集まった十二人の男女。 そこで行われるのは他人の秘密を握るというゲームだった。誰の秘密が最初に暴かれるのか。最後まで自分の秘密を守り抜け！

新選組一番隊長沖田総司は、天才的な剣技と屈託のない人柄の持ち主だ。しかし、池田屋事件で喀血し、不治の病を抱えて生きることになる。 そんな時、京の町で立て続けに幕府方の御用商人が殺…

過去、現在、未来の日記。

夏休みも終わりに近づいたある日の出来事。現在も過去も全てを飲み込んだ世界。そのすべての出来事が交差したその先にあるものは？ 過去話とはいえ、今まで名前のみの登場だったバーンの彼女…

夕暮れの中列車の中で主人公は様々なイメージに囚われる。それは時間軸の関係ないものだった。紅い夕陽に照らされる車内。夜はなかなか訪れない。彼の心は迷走する。

祖父のおかげで、優秀に育ち、十七歳になった頃には、落ち着いた男になっていた。 そんな時代もあっというまに、過ぎて、気づいたときには、海外の大学を一つ卒業しており、新しい道を知る為…

それは、二人の儚い夢。 遥か遠くの時の中で 溢れ落ちた二人の夢は やがて出会う時を待つ―― これから書こうと思っている話を、はしょりにはしょって雰囲気だけ書いてみまし…