『シーラ・ベルと雪の番人キラト』
旅音。
第1話 『シーラ・ベルと雪の番人キラト』
シーラ・ベルと雪の番人キラト
久しぶりの依らいがきた。
「つり橋にでてくるかい物を見つけてほしい。」 うそだ…しかも所長は、「この仕事はベルさんにしてもらう。」えっ⁉︎そ、そんな〜。
私の名前は、シーラ・ベル。といっても、これはたんていの仕事に使っている名前だ。
バスを使ってつり橋前の験に行こうとしたが、ねてしまったのか、二駅乗りすごしてしまった…。入ったときも無人だが、おりた時も無人だ。
バスをおりると、一面の銀世界が広がっていた。雪をふんだときの、「ギュッ」って感じって、気持いいよね。子どもの時から好きだ。雪をふんでいく。すると、「いたっ…」 だれもいないが声がする。気にせず進んでいこう。
「いたいわっ!!下をみて下を!!」 下をみても、そこには道路と雪しかない。
「しょうがない…すがたをあらわすか。」
そういうと、雪がたくさん集まって、ネコ風の雪だるまになった!?下半身くらいの身長。
「ぼくの名前はキラト。雪どけをてつだう"雪の番人"をしている。名前は?」「シーラ・ベルだけど…こんなに小さくて雪のなにかできるの?」「雪の番人だよ!!あと、本名じゃないよね、その名前。」 えっ!!なんでわかったの?「本当の名前は、品川レイナ_そうだよね、たんていさん。 」かんにしてはすごい。「かんにしては、全部当たってるけど。」「KKを使った。ちょうのう力なんだよね、雪の。雪の世界にいる女神は、かるく五百以上のちょうのう力を使える。」どうやらKKは、"君の心を丸読み"の略らしい。
「キラトは、かい物について何か知っているの?」「雪の世界では、最近ドラゴンが大地をあらしている。」 大地といっても、氷だと思うが、ドラゴンは、調査に関係ありそうだ。
バスていのおくに、どんどん進んでいく。というより、引きずりこまれているような気がする。 きりで前がみえないけど、とりあえず、前に進んでいこう…
ドン‼︎何かにぶつかった。あれっ?前に巨大な文字が…(ねぼけてはない)
巨大カマキリにみつかった。どうする?
↓ちょうのう力 →にげる ↑はなす
どこかでみたことあるような気がするが…
「と、とりあえずにげようよ。」 けどキラトは、「いや、ちょうのう力でしょそれは。」 ただ、使えるかどうか… そう思うと、キラトはとつぜん下を向きながら文字に突進‼︎ すると、キラトはじゅ文をとなえた。「TS-タイムをストップ-時間をたてにこうげきをつくす」
するとカマキリは、かた足を上げたまま、とまった…時間を止めたようだ。ボーっとしてしまう…
「ちょっと!効果が切れるから、はやく、ちょうのう力を使ってくれよー‼︎」「いや、けどじゅ文わからないんで。」「これがあるから‼︎」 そうやってさしだされたのは、「タコでもわかる‼︎最強じゅ文セット‼︎」とかかれたはこだ…あやしい。箱の中には、本と、剣が入っている。
「あ、このじゅ文初心者用だから、これからやったら?」 初、初心者!?そうやって出されたのは、「手から火をだすじゅ文」だった。
「あ、注意よんどいてー。」 一つしかなかったが、「失敗するとこのじゅ文が永えんに使えません」いきなり本ばんか…「えーっと、DH-ダイヤモンドファイヤー-我が身を使って業をなせ」
ボワッ。そのしゅんかん、目の前_いや、手から炎!?どうやらせいこうしたようだ。
「あついから、きをつけてなげてねー。」 なげてこうげきするのかー…
「えいっ」なげたそこには、キラトがたっていた… 「って、あつい!!」炎につつまれたキラトはカマキリにとっ進。すると、カマキリは、けむりにつつまれてきえていった。キラトはぶじのようだ。
「どうやら、たおしたみたいだ。あ、この紙に『まっすぐいったらつりばし』とかいてある。」この通りにいっていいのか?おそるおそる一歩をふんでいく。
バキッ!!つりばしがこわれていく!!どうしよう!!あれっ?また巨大文字が。
キラト「ちょうのう力を使おう。」キラトはじゅ文をとなえた!「TP-テレポート-向こうぎしにわたりたい」
あれ…ここは?ふり向くとこわれたつりばしがあった。そのとき、はいごからこえがした。
「よくここまできたな。だが、ここでおわりだ。」
ひ、ひぃぃぃ!!ドラゴン(調査でいう『かいぶつ』)がいる!!だが、キラトはのんきにけいたいをいじっている。
「ピッピッっと。あ、雪の番人です。炎のばんにんさん、きてください。はい、はい。わかりました。じゃ、おねがいします。じゃ、またあとで。」そこからまほうじんがでてきた!
「水げんきん!炎のばん人さんじょう!いや〜、ご利用ありがとう。いっしょにがんばろう!」
「合体まほう-ファイアスノー」
命中した。ドラゴンは、空のかなたへ去っていった。
「では、さようなら。五百ゴールドは、また後日うけとりますね。」あ、お金とるの。
「ふふふ…まだおわっていないわ」
「こ、この声は!女神さまっ!!」
えっ…本当?
「なんで、女神さまがこの世界に?」「どのドラゴンでもあやつるのう力。それがわれの能力じゃ。」
キラトは、またじゅ文セットをとりだし、「これ!いっしょにとなえたら女神でも通用するはずだ。」せーのっ
「DN-だれでもねむる-」
「そうかんたんにはきかないわ。HS-はんしゃばん-」 げげっ!はんしゃか…。するとキラトは
「KZ-きずなは永遠に-」
あれ…ここは?
「とにかく、バスていへもどって、かえろう!」 だが女神は「そんなことをしても、戻れない」と言っている。「まず、ここは生と死の間の世界だ。」「ブラックホールが近づいている。KYD-巨大雪だるま-」東京タワー位の大きさ。私を乗せて、飛んでいく。そのまま下へと。「いや、ブラックホールにこのままじゃ、のみこまれるよ。」するとキラトは、「じゃあ、そうじゅうして。」とリモコンをわたした。じゃあ、右上を飛んでもらおう。あ、本当にとんだ。
「雪玉をなげる!!」そして、キラトは、そういって、雪玉をなげた!「一万発、雪玉なげ!!うおー!!」といいながら。一びょうに五十個なげるいきおいだ。そのかいあってか、ブラックホールは消えた。
しかし…出口がみつからない!バスていもない…
「TP-テレポート-」すると、あの炎の番人をよびだしたけいたいから電話が。「イチジョーホーがないので、ツカエマセン。」こんなときに…って、なにのんきにけいたいいじってるのキラトッ!!
「あ、雪の番人です。へい、タクシー。」
すると、タクシーがきた。「星のタクシーです。じゃ、たんていじむ所にいきますね。」「星のタクシー、生と死の間から、たんていじむ所まで。星、つれてってくれ。」
すると、たんていじむしょにすぐにもどれた。(なぜテレポートが使えなかったのかは不明。)
ドラゴンもこわかったけど、本当にこわかったのは、現実だ。
八時半にバスに乗った時こくのまま、時間が変わっていない。そして、所長は、「そのいらいなら、うそだと思って断った。」といっていた…
最後、タクシーで帰ったはずなのに、地面でねことたおれていたと言われた…
キラトは、「しごとがあるからいったんもどる」と言っていたけど、春には帰ってくるらしい。そして去っていった…_
春_。
始まりの季節。新しいたんていは来るかな。そして、キラトはもどってくるのか?
「今日から入る、真田光。よろしく」
そうしてやってきた男の人は、せがひくくて、雪のようなはだで、ねぐせがネコのよう_。これって…
まちがいなくキラトだ。
「いやぁー、キラって、光ってる感じがするじゃん。冬以外ならこれですごしていいって。」
ただし、ちょう能力はこのすがたで使えないらしい。
もしかして、これが一番こわいことかもしれない!
おしまい
みてくれてありがとう!
「これどういう事!?」
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