「未来 タイムマシン」を含む小説

＜夏の日の扉＞ 　向咲日葵（こうさき　はるき）は、未来の記憶を夢に見た。 　立派な医学博士になっていた都合の良い夢を、受験に追いつめられた妄想と、笑おうとした。 　だがその記憶の…

白衣を着た男性は、物憂げな表情でカプセルを見上げた。人がひとり収容できる大型のカプセル。それはタイムマシンだった。「もう、未来の医療に賭けるしか……。それしか、方法が思いつかんの…

西暦二〇八四年。一人の天才科学者が、タイムマシンを発明した。 彼は自らが発明したマシンが正常に動くか確認するべく、タイムマシンに乗り込み、過去への遡行を試みる。 それが、ある『生…

ちょっととぼけたSF短編です。 去年星新一賞に応募したんですが、落選した作品です。今年は応募できそうにありません。

養護教諭である狭間（はざま）光一はある日、時計を模した巨人に襲われた。 間一髪のところで助けてくれたのはツバメのようなロボット、ヨルワタリ。 そしてパイロットは光一の姪である…

二十八歳の美奈子は、福引で当てたタイムマシン利用券を使って、六年前にオーバーワークで疲弊していた二十二歳の美奈子を救いにいく。二人で焼肉を食べるという、六年前の約束を果たすために…

　タイムマシンについて研究したい。未来へ行くためのタイムマシンは理論的には簡単らしいが、私が作りたいのは過去へ向かうタイムマシンだ。 　そんな強い意志をもって、私は京都の大学に入…

２１世紀中盤の日本経済は大不況、首都東京もゴーストタウン化が進みつつあった。 それを打開すべく政府が復活させたのが華族制度だった。 その華族の中でも名を馳せる九条院家。 九条院家…

西暦二八八九年。科学を著しく発展させた人類は、ついにタイムマシン開発に着手するほどにその技術を高めていた。 しかし一方で、行き過ぎた上昇志向の影響か、「他人を食い物にする」ことに…

「これからお前をある時代に送る、そこにもう一人未来から来た女の子がいるはずだ」 　少女は時を越え、少年と出会う。最低な街で歪んでしまった彼は少女を妹とし、心を解きほぐされていく。…

　大学院生の私が手にした『八十萬年後の社會』という本、それは時空を超えて1922年と2022年の手紙を行き来させるタイムマシンだった。大正時代の彼女と未来の私は時を超えて文通し、…

タイムスリップＳＦミステリー！ コミカルな会話と重厚な展開、派手なアクション、そしてどんでん返しと伏線回収！ 記者と兵士と殺し屋とバイオコンピューター！　 絶対に飽きさせません！…

　KAC2022も、いよいよ最終回。 　テーマは、日記。 　最後になって、やっと、自分で及第点がつけられる代物が、できたような気がします。 　過去・現在・未来を、自在に行き…

うーん、今度の歴史の授業何にしようか。 そうだ、今は廃れてしまった『ダジャレ』文化を紹介しよう。 資料を探すのは面倒だから当時の人に聞いた方が早いな。 よし、ダジャレ好きの小学生…

西暦2138年。 巨大人形兵器CIOR/シオールの開発をキッカケに始まった戦争は、〈∞〉という名の無限のエネルギーで駆動するCIORの登場によって永遠に終わらないものとなってい…

　ある日、冴えない男子高校生、皆人の前に、二十二世紀から来たという猫耳カチューシャをつけた小学生くらいの少女、三島ユイが現れる。 　彼女の話では皆人は将来、死ぬまで童貞で、人類史…

タイムマシンを開発した主人公は、タイムトラベルしたところ、間違って1975万年に飛んでいた。飛んだ先では、周りから激しい音が聞こえる。見てみると、戦をしていた。だが、戦国時代のよ…

自主企画『降りていく小説』によせて書きました。一行につき一文字ずつ少なくなります。

五秒前の過去や、五秒後の未来へ意識を飛ばせる「タイムマシンみたいな装置」を購入した主人公が、いきなり一年後の未来へ飛ばされてしまう話。

　人類最後となった１３歳の少年と少女――。 　第二次性徴期の悩みをアレコレ抱える陰キャの多邑凛一（たむらりんいち）は、ある朝、目を覚ますと――。そこは、現代の日本どころか地球と…