概要
「本当によろしいのですか。確証はどこにも無いんですよ」
白衣を着た男性は、物憂げな表情でカプセルを見上げた。人がひとり収容できる大型のカプセル。それはタイムマシンだった。「もう、未来の医療に賭けるしか……。それしか、方法が思いつかんのじゃよ」その中にいたのは、齢80の老人。それまで元気に生きてきたが、80歳になって不治の病が発症。あと半年の命と宣告されていた。老人は全財産をはたき、タイムマシンでの渡航に全てを賭けたのだ。
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