【短編連作】鏑木博士の発明品

作者 司之々

117

43人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

SFはどうも苦手意識があったのですが、読み口が軽くすらすら読めたにも関わらず、読了後は心に重く圧し掛かると同時に感心させられました。

安易に飛んで過去を変える作品が多い中、あくまでも最後の救いの一つとしての手段をあのような形で描くとは・・・
主人公に対するお姉さんキャラのおかげで微笑ましい気持ちと共にノスタルジックに浸れるとても良い作品でした。
あーいうお姉さんが幼馴染だったら誰しもあのような恋心を抱くのはもう男の義務ですよねw

★★★ Excellent!!!

巡りゆく日本の季節を追いながら、「こんな日本になるかもしれない」不思議SFの世界を堪能できる短編集です。

科学者たちの、追憶の旅や年越し風景など、「ちょっと未来」を覗き見ながら、昔ながらの日本ノスタルジーにも浸ることができる、絶妙なブレンド具合がたまりません。

キャラクターたちのやりとりもとても楽しく、気軽に読めるSF短編。
日本の四季を感じながら、読書のお供にぜひお越しください♬

★★★ Excellent!!!

ざまあ、婚約破棄、追放、チート、無自覚、無双など、頭空っぽにして読む作品が上位に入りがちではある昨今、

SF、ヒューマンドラマといったものに食指が伸びない人にも是非とも読んでいただきたい。

内容は向咲日葵(こうさき はるき)という人物のお話。

文章、構成、どこをとっても不安がない。
登場人物にしてもセリフだけの脇役などではなく、きちんと一人の人間がそこにいるという、ひとつの現実世界に生きている人としているのがわかります。

あくまでも個人的感想ですが、文章の端々から作者様の中に積み重ねてきた素地が垣間見えて良いものをたくさん見て読んで経験にしてきたんだろうなと。

わずか3話の話の中で一つの世界が構築され、安心しすぎて逆に不安になるというおかしな錯覚を覚えますが、良作です。

こんな作品こそもっとランキング上位に上がれ!という思いを込めて。