「名前がない」を含む小説

記憶を無くしてしまう不可思議な病気『記憶消滅期間』。この世に存在せず、名前もないこの病気をいつからか発症するようになった俺は、周りの人と比べて少し変わった学校生活を送っていた。 …

ある日の放課後、下駄箱を開けるとそこには一通の手紙が入っていた。中身はなんとラブレター、ただし差出人のところは何故か数字で書かれていた。僕はこの一世一代のチャンスを逃すまいと、貯…

中学を卒業した直後の糸は同級生の朝希が陸橋から転落し、怪我を負って入院したことを知る。 一命を取り留めたばかりでなく意識もはっきりしているような様子に安堵した糸だったが、朝希は記…

カフェのバイト仲間、支倉と長井。 気まぐれで気分屋の猫のような女、支倉は、影で回転寿司女と呼ばれているらしい。 恋人でも友人でもない、名前のない関係の2人の、休日のある1日。

　大切な人の、笑顔のために。 　中学生になった日に、陽日は、神社の鳥居をくぐって不思議な世界に迷いこんでしまう。そこは、怨霊が存在する世界だった！ 　あやうくとりつかれるところ…

KAC2022の6回目お題、「焼き鳥が登場する物語」だってばよ。

　ここは能力者が溢れる国、日本。善行に使う者も悪行に使う者も全てが入り乱れている。 　ある日のこと、唐突に現れ、犯罪に手を染める能力者を裁き回る「冥帝」なる人物。その正体は波泊市…

※2022年2月の作品です。

この「セカイ」には沢山の『カミサマ』が存在する。 数多存在するカミサマの中には、名前のないカミサマも勿論いる。 誰かに信仰されれば、『それ』は事実上のカミサマになる。 そして…

スーツにネクタイ、ボーラーハットからシューズまで白づくめ。言い間違いが激しい。ありのままを口にしてしまう。ちょっとした特殊な能力がある。名前がない。変身できる。死神と仲良し。死が…

「密室で、男二人が、話し合っている」 日常の「密室」の中で、名前のない男たちが会話をする。 たったこれだけのシチュエーション掌編まとめです。 BLというか、ブロマンスというか、…

一般高校生の山田孝四郎が進級し、2年生になって隣の席になった名前が分からないJKの不思議で謎に満ちた恐ろしくも面白い話。

初の執筆&投稿小説になります。 全6話、計2万字以内を想定しています。

宿屋の、名前もない受付嬢なんてイヤ！　アイテムくすねて勇者になったはいいものの、はじまりの村で休暇中の魔王に出会って一目ぼれ。勇者は魔王にいつ会える？　逃げる魔王を追いかけろ！　…

　世界から忘れ去られた本が行き着く場所。そこは本にとっての墓場——グレイブ・ヤード図書館と呼ばれていた。 　ある日、司書を務めるミサのもとに、一冊の古びた本と、一人の少年が流れ着…

「ここに居るのは、私が魔女の所有物だから」 　東の森の奥深く、澱んだ湖の畔に建つ古城には、恐ろしい魔女が住むと囁かれている。 　出逢えば腹を引き裂かれ、心臓を抉り取られ、血を啜…

暮れが差し迫った十二月二十九日の朝。白狐神社の社務所に赤いきつねが１００ケースと緑のたぬきがひとつ届けられていた。 送り主の名前はないが「大晦日に皆と召し上がれ」という趣旨の手紙…

名前のない、非合法《イリーガル》な政府組織、それが俺たちの居場所…… 俺たちの幸せはその先にしかない

目には見えない命綱ひとつで『異界』へと潜っていく死刑囚Ｘ。 今日も「私」はディスプレイを通して彼の視点を共有する。 ……時には『異界』を垣間見、時には他愛のない言葉を交わす。 Ｘ…