「人外？ 怪異」を含む小説

怪異管理保護機関の弱小支部の支部長紺野（人間）とツネ（妖狐）。偶然魔術要因が重なって生じたマンドラゴラの発生に対し、二人はその対応をすることになる――。 ――ヒトとヒトならざるも…

見えないはずのモノが見え、それらを引き寄せてしまう少年、白乙女千月。彼は幼い頃から、魔除けの性質を持つ飼い猫の黒緒に守られて生きて来た。霊的存在に対する恐怖心克服のために、怪奇現…

数十年前、男は「メリーさん」と称する怪異と遭遇したものの、ある方法で生き延びることができた。時が過ぎ、中年となった男は職も家族も失い、怠惰な日々を送っていた。そこに現れたのは、長…

クラスメートの猿渡君にまた怪談を聞かされた僕。 帰り道に、小学生の女の子に声をかけられた。遊んでほしいと言ってくる。 でも相手は人ではないから振り向いてはいけない。 あぁ、今日に…

菅原要。高校二年の16歳。特に目立った特徴はなく、良くも悪くも平凡という言葉が相応しい男の子。そんな彼には、非凡と呼ぶに相応しい幼馴染の少女がいる。少女の名は簾藤エメ。容姿端麗、…

誰もいないのに花火が光る

【200PVありがとうございます！】 春咲千雨、18歳。 平々凡々という言葉が似合いそうな彼女はある日、道端で行き倒れていた少年、白筆憑代を助ける。 それがきっかけで、千雨は絵画…

大学生の一条は夏休みを利用して、あるバイトをしていた。それは姿を隠し人に混じっている異形、『偽人』を狩るというものだった。ところが、一条の雇い主である木下呼子もまた『偽人』であり…

その日、彩色町(いろどりちょう)は大雪であった。 それも、天気予報は大きく外れての氷点下20℃という状況。明らかにおかしな気温になっている町で、青年「令一」と怪異少女「紅子」は、…

幼少のころより妖怪や怪異の類を目にしてきたせいで人に倦厭されている男子高校生ナツヲが、イーヴァ・ニーヴァと名乗る自称【神】と同居し、平凡な日常を手に入れるお話！ ただしこの神、…

チャンネル間違いにより、精霊狩りの井守冥朗は以下の怪異に出会う。異界に繋がる駅、ウサギの着ぐるみ、スーツを着た異形。そして、人間という怪異にも。

アヒルチャンは都市伝説。 黄色い迷子の都市伝説。 迷い彷徨い歩き続けて、 辿り着いたよ、ここはどこ？ 無人の館に生まれた意思持つ人形と、共に暮らすことになった黄色い怪異の物語…

　餌と化け物と、血と肉と骨と約束の物語。 　田舎町である藍ヶ淵に住む少年、倖姫は猩猩緋の髪を理由に名家である比与森家の庇護の下、地の因習の神事に胙(ひもろぎ)――神に捧げられる…

「こ、こんにちは、瑠璃琥珀堂です。……お届けものをおもちしました」 　不思議な店「瑠璃琥珀堂」に迷いこんだ気弱な少女、結がすることになったアルバイトは、なんと人ではない「化生の…

由良の家には蔵がある。何かの這い出す様々な箱、「ここから出して」と呼ばう白い手。けれど決して、外へ出してはいけないよ。望まなくても向き合わざるを得ない過去。 それは崩壊か、解放か…

　欲望が潜む大都会、アルカトピア。その片隅で過ごす普通の女子高生『北条ハルカ』は、他者の願望を叶えることで生存できる生物である『ディーク』にまつわる事件に巻き込まれる。 　彼女に…