「ふと」を含む小説

　KAC20234参加作品 　お題　【深夜の散歩で起きた出来事】 　深夜0時を回る頃。 　ふと、思い立ち散歩に出掛けるとクラスメイトの〈中長さん〉を見掛ける。 　どうやら電話に…

君が好きだ。 子犬のような笑顔。 活発な君にお似合いのショートカット。 野良猫を見つけたときのキラキラとした瞳 君一人しか世界に存在しないような真剣な表情で、大学の講義に没頭…

一人暮らしの五月は、仕事から帰ってくると家のことを全部自分でしなければならない。しかしふと、ぐちゃぐちゃに丸めて全部捨ててしまいたいと思う瞬間があったのだった。

子供と暮らす部屋。それは日々ぐちゃぐちゃとの戦い。 ふと思い出す、高校化学の教師に教えてもらった言葉。 「エントロピーが拡大している」 我が家のエントロピーは今日も元気に拡大…

初めての方は初めまして。 久しぶりの方はお久しぶりです。 パパ上こと、ともはっとと申します。 これは私が何十年と前のことをふと思い出した一瞬のお話。 それはある日の我が家の…

　田中は、素人小説の執筆や投稿が趣味だという。 　困っている様子の彼を見て、ふと僕が思い出したのは、高校時代の元カノのことだった。

幼いころに見た父の奇行。あれから幾年たったある日、ふとその意味に気づいた。

　とあるアクションロールプレイングゲームで使っていたマイキャラに憑依する形で異世界に迷い込んでしまった男は、ある日一人の少女に出会い、事情を聴いてふと思う。 「あれ？　これ追放ざ…

【KAC2023　２回目のお題「ぬいぐるみ」の応募作品です】 買ってもらったばかりのぬいぐるみ、くま吉のおなかが何故か破れてしまったので、有理紗はひとり夜を過ごすことに。 ふと…

「苗字の読みも漢字も難しくて覚えられない？　とんだ苦情だな……わかった、泣きそうになるなって。まあそれなら瑞樹でいいよ。そう呼ぶ人も多いから」 大学の講義室でこんな会話を交わし…

　あやこちゃんはとってもしあわせ。 　よるははをみがいて、パジャマにきがえて、おふとんをかけて、ぬいぐるみにもかけて、きょうもだいすきなぬいぐるみといっしょにねる。 　あしたも…

ふと立ち寄った町の公園。そこに居を構えた一本の桜の木。 奇跡が起こるのなんて、案外そんなありふれた場所なのかもしれない。

久しぶりに実家に帰省した雫（しずく）は、両親に命じられて断捨離をする。そして、押し入れの段ボールに入っていたぬいぐるみのニャミィを見つける。子どもの頃の自分がニャミィをどんなに大…

自分の荷物と一緒に誰かの忘れ物を掴んで列車を乗り換えてしまったぼくが、ふと気づくと、隣には……。

　私の母は、アルファツイッタラー。 　幸せな日常を切り売りしながら、引用リツイートで世相を斬りながら、強く、賢い女であろうとする。 　私は、そんな母のお人形。いいねとRTを稼…

九月――私はふと思った。 しらす丼を愛するものとして、しらすの生まれた場所を知らずにはいられない、と。 しらす漁発祥の地に向かった私のグルメ旅っぽいエッセイです！

アタシには秘密がある。それは女の子の姿をしているけれど、本当は男の子だ。 ✤✤✤ アタシの名前は宮本樹里。田舎暮しで姉が1人いる。 ある日東京に住んでいる従姉妹の結婚式の為に、東…

ふと思いついた物です。 多分、どっかでのっけたのを再掲載。 （サイトは忘れました）

「俺がサメだから、サメだからかぁぁ！」 パーティーから追放されてしまった俺の命もあと数日。 このまま死を待つしかない俺の目の前に現れたのは……

ぬいぐるみってかわいいよね。 ……怖いけど(￣ー￣)　 ©猫鰯2022 All rights reserved あ、是非長編の方もよろしくお願いいたします。