「ふたりなら」を含む小説

　日本を代表する大企業『山吹グループ』の後継ぎ――山吹秀次（やまぶき・ひでつぐ）は、父の言いつけでお見合いすることになる。 　見合い相手は、山吹グループが合併する大企業の経営者一…

眠りの国のクロキと桃の国のトキ（刻）。 ふたりは水の国の使者の占術で夫婦となることになったが、婚儀の前の気持ちはそれぞれ。 しかし不思議なことに一目会った時からふたりは気持ちが通…

互いに愛し合う彼と彼女。彼らの日常は、上手くいっていない訳ではない。それなのに、二人とも、内心にはもやりとしたものを抱えている。互いに抱く理想、小さな思い違い。大人だからこそ、間…

そしてふたりは末永く幸せに暮らしましたとさ。 Ｘ(Twitter)のハッシュタグ企画『#こんな書き出しいかがですか』より、「お前さ、生まれ変わりって信じるか？」という書き出しを…

苦節30年。ついに片割れ星の言語の翻訳機を発明したふたりの研究者は、それにちょっとした細工を施すのだが……

※7月30日～毎朝7時更新 　横浜市尋常区に住む普通の高校生、鹿谷天馬には秘密があった。それは、三日前にある少女を『保護』していたことだ。これは世間的には誘拐と呼ばれるものだった…

「ショッピングモール伝奇」によせて書きました。占い好きと怪異の見える中学生ふたり。

人の運命を決める職に就いている。 天界で下っ端神様として働いている俺の仕事は、人の一生が書かれた書類に運命の相手を記入することだ。 今日も今日とて書類の空白を埋め、仕事終わりに古…

「この話、解いてみようか？」 親の都合で私立一橋女学院に転校する事になった。一般的な哲学女子を自称する主人公『噛井憂(かみいゆう)』が、慣れない土地で身近に起こる謎を、友達と哲学…

ショウタはおばあちゃんとのふたり暮らしです。 ある日、ショウタは何やらバタバタと、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしています。 どうやら、おでかけの準備をしているようです。

真珠色の白髪に紅珊瑚の瞳を持つ苺苺は可憐な美貌を持ちながら、悪意をあやつる異能のせいで〝白蛇妃〟と呼ばれ、皇太子宮で忌避されている。 不平等な選定で最下級妃の位を与えられ、じめじ…

昔、老舗の薬問屋があった。薬問屋の主人にはふたりの息子がいた。 兄は優秀だったが、弟は兄に似なかった。そんな息子ふたりに、主人である父親が厳しく言いつけている家訓があった。 「離…

2023年9月3日開催「COMITIA145」にて発行する新刊の冒頭部分です。 ----------------------------------- WEBマガジン編集者をして…

独特な世界観のお気楽なふたり。 それにてんてこ舞いなまわり。 そんな感じ。 プロット無しのぶっつけ本番でヨロシクぅ

私と彼女のお話です。 夢をみたいですね。きっと夢に悪いもの、嫌なものはないから。 実話も入ってます。私か彼女、どちらかが作者です。いつか答え合わせしましょうね。 最後まで読ん…

大型連休の最中、交通事故で父と姉が死んだ。 ふたりの死に小さな疑問を持った弟はその真相を知ろうとする。 暴かれる隠されていた真実。 これはとある家族が壊れていくお話です。 旧…

少し内向的な女子高生リサは、空冥術という未知の力に出会い、夜な夜な光の槍を振るう正義の存在となった。……そんな彼女の力に目を付けたのが、日本国国防軍総合治安部隊——空冥術を軍事的…

　代々国王に仕えるバスリー伯爵家には類まれな記憶力を持つ者が生まれる。伯爵令嬢ラーニャ・バスリーもまた、多くの書物を暗誦し他者の言葉を一言一句違わず覚えてしまう。 　国王が病に伏…

星降る夜の下、ふたりの運命が交差し、特別な恋模様が紡がれます。高校生の高橋美咲は、星を見ることで心の安らぎを見つける少女。そんな彼女が出会ったのは、幼なじみの相沢紗夜。クールな印…

「この程度のアリバイ工作で警察を騙せると思った木下社長も、大甘だね」 傍らに座る可不可に言うともなく言うと、 「しょせん欲に駆られて、じぶんに都合よく考えた殺人計画など、砂上の・…