「歩み」を含む小説

第2回冲方塾投稿作その1。 冲方丁先生のミステリー小説『十二人の死にたい子どもたち』の二次創作です。原作内容の根幹に触れる描写が存在します。原作小説を最後まで読み終えた上で、お進…

「午前はヒーロー、午後はテロリストをやってくれない？」 彗星の飛来でヒトの歴史が白紙に戻り、新たな歩みを始めた日本国。 異能に目覚めた人類は四種類の別個体として再分類され、なか…

「貴方と共に・・・」 「お前ならきっと・・・」 「新たな世界を・・・」 「この世の中を・・・」 「歩…

雰囲気小説。

やさぐれた男がとある事件をきっかけに再び歩き出す物語。 もの悲しいけれど、その悲しみの果ての希望を見出す物語です。 ※）第十五回　坊ちゃん文学賞　ショートショート部門　応…

ある夜、ソディアは神話の御伽噺かと思われていた『星崩れ』を目撃する。すべての星が流星となって大地へと落ちていく光景に目を奪われる最中、その内のひとつが彼女の胸を貫いた。それをきっ…

『今より昔、とても昔の大昔。 　天と地の生まれていない、まだ全てが一つだった全の時代。 　分厚い灰色の雲を割り、光と闇を率いて顕れたのは、 　全知全能を語る神でした。』 「今日…

帝国正規軍は周縁――魔法に長けた魔法都市との闘いに疲弊していた。優秀な指揮官と下士官だったイートスとレクシアは捕虜となり、魔法都市で新しい一歩を踏み出す。これからは一人の冒険者と…

まるで絵に描いたように真面目な人生を歩み続けてきた男がひょんな事からある事件に巻き込まれてしまう。 途方にくれてたこの男に突如現れた謎の占い師。 そんな占い師に渡された“あるもの…

娘が死んだ。 真夜中の学校で自殺したという警察の報告を受けた冴神時雨は失意の内に酒浸りの日々を送る。 遺品整理の為に娘の部屋に入った時雨はそこで娘が魔術の研究をしていた痕跡を発見…

17歳になった途端、僕の周りは何もかもが変わった。 “代償” が終わるまで、僕に平穏はないらしい。 名前のせいでよく女子と勘違いされる悠月綾音。 彼の神秘的な容姿は、どうやら訳…

　世界をふらふらぶらぶらと旅している老錬金術師マーガスはある駅前で魔術により呪われた学校があることを知る。別に自らに全く関係がないから放っておいてもいいのだが、一人の少女東風　…

篠崎透という、よく笑う少年の話。

かけっこをすることになったウサギとカメ。 歩みののろいカメを置き去りにしたウサギは首をかしげます。 こんなにも足が遅いのにカメがかけっこ勝負を受けることにしたのは何故なのでしょう…

ある日、数多の異形の上に君臨していた魔王、夏目玲は4人の側近達と共に異世界へと転移してしまう。 そこは、彼らにとってはあまりにも低レベルな世界だった。 解き放たれた超越者達はやが…

　部屋に現れた神のエージェントを名乗る黒猫から、「この聖剣エクスカリバーで裏の世界を支配する冥王を討ち果たしてほしいにゃご」と唐突に依頼された。 　エクスカリバー片手に勇者気分で…

とある新婚新妻には疑問が一つある。それは夫のこと。 優しく家庭的な男であるがしかし、妻は夫のことを何も知らない。仕事も、趣味も、何もかも。 しかしただひとつ秘密がある。 夫が自宅…

今はなき魔法の力を持つフレイ・ソールは、旅の途中ある一団にとらえらえ、強制的にコロシアムの闘士となった。 戦うことでしか自分を表現できない悲しい戦士たちの舞台で、血を流し、苦痛に…

久保均（くぼ ひとし) 1988年、東京都生まれ。K大学文学部卒業、同大学院で文学修士号(哲学)を取得。専攻は20世紀のアメリカ言語哲学。 同大学院で博士号(哲学)を取得するも、…